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2004年06月15日

セミナー情報 : 移民法セミナー 2004 

皆さんご存知のように、この1年の間に移民法、米国ビザ取得の状況、ビザを所持して入国する際のシステムなど、多くの変更がありました。そうした中、グリーンカードをアプライしている、これから米国へ転籍、移住しようという方もいらっしゃると思います。

NTT ドコモUSAラボに会場をご提供いただき、San Joseにて移民法についてのセミナーを開催しました。当日は40名以上の方にお集まりいただきました。

* H1B取得はどれくらい大変か?どんなプロセスになっているか?
* グリーンカードのアプリケーションプロセスはどうなっているか?
* それ以外のビザの種類など、米国で働く方法について(投資家ビザなど)
* 転職時、どんな注意が必要か。(特にH1B、グリーンカードアプライ中など)

今回はこうしたトピックについて、移民法を専門に弁護士としてご活躍中のJim Mayock氏をお招きしてセミナーを行いました。スピーカーのbioはこのページの最後をご覧ください。

<<本レポートは当日のセミナー内容を元に書かれていますが、法的に正しいかどうかの専門家のチェックは受けておらず、あくまで参考のためのものです。移民法についての知識が必要な場合、必ず専門の弁護士に確認してください。>>

このレポートは、
1: ビザ・グリーンカードの基礎知識
2: Q & A 
より構成されています。

当日配布されたハンドアウト
ダウンロードする


1. ビザ・グリーンカードの基礎知識
外国人がアメリカで働くためにはビザかグリーンカードが必要です。その種類と取得するプロセスについて。
1)ビザの種類
H 全国で約100万人が所持
E 相互条約を結んだ国からの入国者向け投資家ビザ
L 社内転勤による入国者向け
O 非常に優れたスキルを持った人向け

2)グリーンカード
Labor Certificateが必要なものとそうでないものがあり、Labor Certificateが必要なものが、最も一般的なプロセス。
Labor Cert型
Hビザからグリーンカードに移行する場合は、Labor Certificate型が最も普通。
まずLabor Certificateを取得し、次にAOS(adjustment of status)という2つのプロセスを経るが、このプロセスを完了するのにLabor certとAOS最短4年、「少なくとも5-6年かかる」という弁護士もいる。
Labor certificate取得には通常2年かかる。Labor Cert発行の管轄は州政府と連邦政府の両方。取得後、次のプロセスがAOSで、これが 通常2年。AOSの管轄は移民局。ただし、AOSを開始して6ヶ月たてば、仕事を変えることもできる。

以下はLabor certificate不要でグリーンカードを申請できるケース。その資格は以下の通り。
EB5:: $1million以上の投資が必要
EB1-3: Eビザから進める道。
EB1-1: Extraordinary  Oからのパス。
National Interest Waiver: 国家的メリットが必要 (癌の研究など、国家的に意味がある目的を遂行する外国人が対象)


その他の情報:
●1999-2001のHビザの60%がインド人エンジニアだった。権利を強く主張する彼らが議会に働きかけたおかげでHビザ所持者でも仕事を変えられるH portabilityが生まれ、新規にHビザを申請しなくても転職できるようになった。
●同時期に異なるカテゴリでビザを複数所有することはできない。ただし、同じビザカテゴリであれば、働く会社ごとに別のビザを取得して複数の会社で働くことは可能。(H1でHP, H1でDocomoと複数の会社から収入が得られる)
●仕事を失った瞬間にout of status(不法滞在)になる。新たなビザ取得時には、前職の最後の給与支払い証明と、新たな仕事の最初の給与証明で、out of status期間があったか確認するが、長期のブランクは問題となる。しかし実際には、こうした人の扱いにあいまいなケースが存在する。
●ビザの東京での再発行は2週間から1ヶ月かかる。従来、パスポートを郵送すると4ヶ月でビザの再発行を行い、郵便で返送する仕組みがあったが、2004年7月16日をもって終了。今後は必ず出頭が必要となる。
●現在フリーパスとなっている出国管理は今年の12月31日で終了。以後は出国管理も始まる予定。
●bio metrics(ビザ取得時に面接、デジタル写真と指紋押捺、入国時に指紋押捺、出国時は現時点で不明)が導入されることが決定している。

2. Q & A

Q: Backlog reductionのため、今後ビザ・グリーンカード取得手続きが迅速化すると聞いたが?
A: Backlog reductionは政府の全ての領域で課題となっており、その中で移民関連は優先順位が低いので、あまり効果はないと思われる。

Q: ビザ・グリーンカードの取得に現状どれくらい時間がかかっているか調べられるか?
A: 調べるウェブサイトが存在する。しかし、発表される統計的処理時間発表はあまり信頼の置ける数字ではない。
また、移民局のNational Customer Serviceのホットラインというのもあるが、ウェブサイトから得られる情報と同じ返答が返されるだけである。

Q: アメリカ市民となった場合、親・配偶者等の呼び寄せは可能か?
A: 市民による兄弟呼び寄せは、インド人だと20年、フィリピン人だと50年かかっている。まず無理。
一親等の親族であれば呼び寄せ可能。

Q: グリーンカードホルダーによる、親族呼び寄せは?
A: グリーンカードを取得した時点で既に配偶者が居れば、配偶者にも自動的にグリーンカードがおりる。
グリーンカード取得時点で相手が婚約者の場合は、相手のグリーンカード取得には6年はかかる。グリーンカードが取得できそうで、非アメリカ人と結婚しようと思っている場合、グリーンカード取得より一日でも早く結婚すること。
21歳未満の子供もグリーンカード資格ができる。

Q: L、E、J1ビザホルダーの配偶者は働くことが出来るか?
A: 配偶者も働ける。(Hはだめ)

Q: グリーンカード申請中にどのくらいの期間、海外に滞在できるか?
A: 法的には1年だが、入国審査官の知識は徹底しておらず、3ヶ月で再入国を拒否されることもある。注意が必要。

Q: グリーンカードを持っていたらどのくらいの期間、海外に滞在できるか?
A: 1年以上続けて海外に居るのは不可。1年以下でもあまり頻繁に海外に居る場合、運が悪いケースだと取り上げられこともある。
また、近い将来グリーンカードを出国時に読み取るキオスクができる。これが最初に導入される出国管理システム。しかし、180日未満の海外滞在は出国していないとみなされるので、180日に1回アメリカに戻るようにすれば問題なしと思われる。

Q: H portabilityを利用するには、転職先の給料が同じレベルでなければならないという噂があるが、本当か?
A: 真実ではない。仕事ごとに最低限の給料がある。それを下回らなければOK。

Q: 自分で会社を作って、自分がその社員となる場合のビザ申請について教えて欲しい。
A: 自分で自分を雇ってビザを申請するというのは疑われやすい仕組みではあるが、誰が会社のオーナーかを申告する必要はない。自分の会社だと言わなければわからない。(疑われないよう、自分の名前を会社名につけたりしないほうがよいが。)
ただし、無給で働くのではだめ。Hカテゴリーの場合、隔週できちんと給料を払わなければならない。
1人で運営する会社でこれを行うのは難しいので、複数の社員を雇っていた方がよい。しかし将来の発展が約束されていることを示すビジネスプランがあれば何とかなるだろう。
審査のポイントは、現実に存在する「会社」であることが確認されるか否か。カリフォルニア州のサービスセンターでは毎日100,000通の申請があり、不法移民も多い。そういう人たちとは違うことを証明しなければならない。

Q: グリーンカードは別カテゴリーで重複申請可能か?
A: 可能。取れそうな複数のカテゴリで申請のプロセスをはじめ、一番先に準備が整ったもので申請を完了すればよい。

Q: 既に自分でE-visa, 会社を持っている場合はどんなオプションがあるか?
A: Labor cert はできないのでグリーンカードのオプションは減る。ただしHと違って、Eビザは終身保有できるため、ずっとビザホルダーでいればよい。また、自分がE会社のオーナーでなければグリーンカード取得は可能。

Q: 留学後は1年間Optional Practical Trainingのステータスで仕事ができるが、その後Hに応募するには10月の開始期限を待たなければならない。ビザが切れている期間について教えて欲しい。
A: 政府のfiscal year は10月から始まり、既に昨年のHビザ発行は人数制限で締め切り、次のアプリケーションは10月にしか始まらない。Optional Practical Trainingが8月に切れたら、Hビザが取得できるまでは仕事はできない。ただしこの場合、H1-bのFilingを8月中に済ませれば(つまりOPTがexpireするまでに)アメリカ国内に滞在していることは合法。

Q: ビザの間違いを訂正できるか?
A: できない。ただし、一旦国外に出て、正しいビザで再入国すれば前のレコードは消える。

Q: Labor Cert中は転職できるか?
A: できない。

さらに質問がある方は、Mr. Mayockにコンタクトすることが可能です。下記のスピーカーバイオ中にあるウェブサイトをご参照の上、お問合せください。

<<本レポートは当日のセミナー内容を元に書かれていますが、法的に正しいかどうかの専門家のチェックは受けておらず、あくまで参考のためのものです。移民法についての知識が必要な場合、必ず専門の弁護士に確認してください。>>

参考:
昨年の移民法セミナーのレポート
http://www.jtpa.org/event_report/000073.html

セミナー告知より:
セミナーの概要Update on US Immigration & VIsa Issues

H-1B Temporary Professionals

"Portability" to New H-1B Employer before new H petition approved
Loss of Employment
Mergers & Acquisitions
65,000 annual cap
6-year personal cap and 1-yr extensions

Green Cards - Permanent Residence, especially Labor Certifications

How long is it taking to get a Labor Cert?
What happened to Reduction in Recruitment [RIR]? PERM?
Is CIS still processing Green Card applications? How long does it take?
Is there any way to avoid a Labor Certification?
Portability to New Employer after 180 days

Visa Issues at Consulates Abroad - Japan / Mexico & Canada / Other

Appointment systems for personal interviews
Security Checks - Technology Alert List
Impact of Overstay [222g]; Unlawful Presence [3 and 10-year bars]

● Speaker Bio
Jim Mayock
http://www.emvisa.com/mayock.htm

James Mayock is a partner with the immigration law firm of Elliot & Mayock LLP, which has offices in San Francisco and Washington, DC. The firm practices the full range of immigration law and specializes in employment-based immigrant and non-immigrant visas.

James Mayock leads one of the few law firms that offers significant expertise with the entire gamut of immigration opportunities and challenges. From rapid processing of E, H and L business visas, to finding shortcuts to the onerous Labor Certification process, Elliot & Mayock makes the hiring of international personnel a competitive advantage. The firm also specializes in facilitating business visa issuance abroad, having resolved problem cases at US consular posts throughout Europe, Asia and Latin America.

Mr. Mayock is best known for his successful representation of individuals seeking visas under the extraordinary ability and multinational manager categories, having represented a wide variety of international executives, entertainers, artists and athletes. Mr. Mayock secured visas for Boris Yeltsin and Mikhail Gorbachev as O-1 "outstanding individuals".

A member of the State Bar of California since 1978, Mr. Mayock is certified by the Bar as a specialist in immigration law. He is a past chair of the Immigration Committee of the Bar Association of San Francisco. Mr. Mayock has served in a number of capacities at both the local and national level with the American Immigration Lawyers Association (AILA), including lobbyist, litigation coordinator and media liaison for the local chapter. Mr. Mayock is a member of SHRM (Society for Human Resource Management), NCHRA (Northern California Human Resource Association), ASHHRA (American Society for Healthcare Resources Administration) and the National Association of Healthcare Recruiters (NAHCR).

James Mayock is a frequent and dynamic speaker. He has been successful in clarifying the intricate details of US immigration law and outlining visa strategies for audiences around the world. Recent speaking engagements have included the California Association of Private Postsecondary Schools (CAPPS), the Northern California Human Resources Association (NCHRA), the Bay Area chapters of the National Association of Healthcare Recruiters (NAHCR) and the Indonesian Professionals Association (IPA), the Bar Association of San Francisco (BASF), and the San Francisco chapters of the Swedish-American, Australian-American, German-American and British-American Chambers of Commerce.

Mr. Mayock studied the Russian language at Phillips Andover Academy from 1968 to 1972. In 1975, he was awarded a B.A. in Philosophy by the University of Toronto. He obtained a J.D. from Indiana University in 1978. He studied and worked in international business for three years in South America and is fluent in Spanish.


■■ お問い合わせ:seminar@jtpa.org ■■

on セミナー情報 Posted by jtpa at 10:56 | Comments (0)

2004年06月10日

技術交流会 : 第八回分科会開催します。

次回の技術交流会のお知らせです。
日時: 6月23日(水曜日) 夕方  
    (以前にお知らせした、6月16日ではありません。)
場所: 友永さんち。 Saratoga あたりです。

今回の技術交流会は、メンバーの友永さんのお家をお借りして行う予定です。
後ほど、eviteでお知らせを送りますので、来られる方はそちらで返答をお願いします。
事前に来られる方の数を知りたいためです。
(あまりに人数が多くなる場合は、会場を変更する可能性もあります。)

内容は、
*掲示板の紹介(四元さんより)
*入力に関しての話し合い
です。 他に、話したい内容があれば、私にメールで返答を下さい。

その他の連絡。
これから、準備委員会・本会と分けるのではなく、
月2回程度、集まることにしたいと思います。

それでは、宜しくお願いします。

松宮 博

on 技術交流会 Posted by jtpa at 19:32 | Comments (0)

2004年06月06日

シリコンバレーツアー : 第2回JTPA Silicon Valley ツアー

JTPAでは、日本の若い技術志向の皆さんを対象として、第2回Silicon Valleyツアーを9月に開催しました。

<以下は募集時の要項です。>
ツアーの目的は、“シリコンバレーの日本人インサイダー”との交流を通して、「どんな働き方があるのか」「どんな風に働いているのか」といった具体的な姿に触れ、今後のキャリアパスを考える参考としていただくことです。

前回3月の第一回ツアーでは、20名の若い皆さんが集い、セミナー・ツアーを通して自らのキャリアパス構築について深く考え、またこれから考えていくきっかけを得て、日本に帰っていきました。第1回ツアー報告ページへ

第2回SVツアーでは、再び「キャリアパス」にフォーカスし、シリコンバレーで生き抜く日本人ならではの視点に立ったセミナーを行うとともに、Stanford Universityなどシリコンバレーの技術の源流を訪ねるツアーを設定しています。

0.募集対象
18~30歳程度の技術を志向する皆さんです。
応募方法はこのページの一番下にあります。

1.ツアーの内容
JTPAメンバーによるセミナー
スタンフォード大学訪問
シリコンバレーの企業訪問
JTPAレセプション

2.ツアーの日程
出発日9月9日(Thu)
宿泊:Hilton Garden Inn Mountain View

日本時間9/9 (Thu)
夕方:成田発

以下現地時間
9/9 (Thu)
午前:サンフランシスコ着
午後:スタンフォード大見学(昼食は各自キャンパス内で)
夕方:開会・セミナー1
夕食:パネルディスカッション1

9/10 (Fri)
午前:企業訪問1
午後:企業訪問2
午後:セミナー2
夕食:セミナー3
夕食後:パネルディスカッション2

9/11 (Sat)
午前:セミナー4
午前:セミナー5
午後:セミナー6
午後:セミナー7
午後:総括・フィードバック
夕食:JTPAレセプション

9/12 (Sun)
午前:サンフランシスコ発

日本時間9/13 (Mon)
午後:成田着

3.募集人数
最大20名です。インタラクティブなツアー・セミナーを目指します。

4.費用
155,000円(費用に含まれるもの:往復航空運賃、宿泊料金、朝・昼・夕食代、移動の貸切バス料金、税金、チップ)。

航空券を自分で手配し、現地合流する場合の費用は72,000円(費用に含まれるもの:宿泊料金、朝・昼・夕食代、移動の貸切バス料金、税金、チップ)。

なお、費用は為替レートにより前後する可能性があります。

5.ツアーの詳細
a. セミナーの講演者と内容
セミナー講演者と内容セミナーは、JTPAのコアメンバーがそれぞれの経験をもとに講演する形式を取ります。質疑応答の時間を多めに設け、講演者と参加者の間で活発な議論が行われることを期待しております。 なお、以下のセミナー講演者・内容はあくまでも予定として第一回目に実際に行われたものを転記していますので、都合により講演者・内容に一部変更がある可能性もあります。予めご了承ください。

梅田望夫・渡辺千賀・村山尚武
「年取ってから後悔しない人生デザインの戦略発想」

これまで日米で企業の戦略立案、事業開発・投資事業に関わってきた各氏によるワークショップという形式で、人生を戦略的にデザインするということ、そのために必要な要素について議論してもらいます。確固たる価値観をもった3氏のワークショップは、個々人のキャリアプランとは?という疑問の解決の道しるべを示してくれるはずです。日本のメディアでも注目される梅田望夫氏と、直にコミュニケートできるチャンスです。

パネリストの紹介
梅田望夫
渡辺千賀
村山尚武

金島秀人, Ph.D.
「シリコンバレーのバイオ業界とキャリアパスの構築-研究者としての経験」

名古屋大学医学部、スタンフォード大学医学部での研究を経て、シリコンバレーでのベンチャー企業の創設に関わった金島氏に、研究者としての経験をもとに、キャリアパスの構築、また金島氏のキャリアパスの中心をなすシリコンバレーのバイオ業界についてお話いただきます。研究者として類まれな経歴・成功体験を有する金島氏の講演は必聴に値します。
スピーカーの紹介

赤間勉, Ph.D.
「シリコンバレーで生き抜く」

2001年8月、それまで日本の企業で研究を続けていた赤間氏は、米国に永住する決意を持って、シリコンバレーのバイオベンチャーに参画しました。その後レイオフ・転職を経験し、現在はバイオベンチャーAnacor Pharmaceutical社でMedical Chemistryの研究者として活躍しています。セミナーでは、研究の第一線で活躍する赤間氏に、バイオ業界を例として、日本人がシリコンバレーで職を得る可能性、そして、プロとしてシリコンバレーで生き抜くために、どのようなことを考えているか語ってもらいます。またPh.D.である赤間氏の経験は、大学院在学中またはこれから大学院を目指す学生の皆さんにとっても、有益な情報になるはずです。
スピーカーの紹介

Kamran Elahian
「世界人」

Kamran Elahian氏は、1999年にシリコンバレーにてベンチャーキャピタルのGlobal Catalyst Partnersを、同じくセミナー講師の大澤弘治氏と共同で設立し、米国やイスラエルのシードステージのIT関連ベンチャーに積極的な投資を行っています。ベンチャーキャピタリストとしての活躍のみならず、philanthropistとしての慈善活動にも熱心に取り組むKamlan氏による、自らの移民体験ももとにした「世界人」というテーマの講演です。
スピーカーの紹介

大澤弘治
「ベンチャーキャピタル業界の裏話」

大澤氏は、1999年にシリコンバレーにてベンチャーキャピタルのGlobal Catalyst Partnersを、米国の著名なアントレプレナーであるKamran Elahian氏と共同で設立し、米国やイスラエルのシードステージのIT関連ベンチャーに積極的な投資を行っています。ここでは、日ごろ知ることが難しいベンチャーキャピタル業界の内情を通して、シリコンバレーの今と将来について語ってもらいます。
スピーカーの紹介

立野智之
「キャリアコンサルティングの現場から」

立野氏は、日米Cross Border のHuman Capital ビジネス IMCA AMERICA, Inc.の責任者として「ハイテック企業」、「ベンチャー」と「人財」の新しい在り方を構築しています。セミナーでは、キャリアコンサルティングの立場から見た、「いつの時代も変わらない旬の人材とは?」ということについて考えます。アスリートでもある立野氏の気迫に押されないように気をつけてください。
スピーカーの紹介

原邦雄
「同じ視線で描く国際的キャリアプランの構築法」

原氏は、これまでに日米の企業で、国際的なIT関連プロジェクトに豊富な経験を持ち、現在は、日米アジア環太平洋地区において、IT企業の戦略的な技術・ビジネス提携、国際ビジネス開発を請け負うコンサルティング会社であるGlobal Alliance Partners社のCEOです。そんな原氏に、国にとらわれないキャリアプランの構築について、自らの経験をもとに、皆さんの視線から語ってもらいます。
スピーカーの紹介

佐藤真治
「独立して働く-バイオインフォマティクス」

佐藤氏は現在、バイオインフォマティクスのコンサルタントとして、カリフォルニアを中心に活躍しています。これまで、日本の企業、アップルコンピュータ、スタートアップ、独立コンサルタントというさまざまなworking environmentでの経験をもつ佐藤氏が、キャリアプランとは、独立して働くとは?ということについて議論します。
スピーカーの紹介

上記講演形式のセミナーに加え、一日目・二日目夜には夕食をかねてシリコンバレーで活躍する若手プロフェッショナルを数名お招きしてインタラクティブなパネルディスカッションを行い、その後ホテルでのインフォーマルな懇親会を行う予定です。

b. Stanford University訪問
シリコンバレーの学術研究の中核Stanford Universityを訪問します。キャンパス内の自由行動となりますが、JTPAのボランティアによるガイドも検討しております。
http://www.stanford.edu/

c. 企業訪問
Silicon Valleyの通信デバイスメーカのCentillium Communicationから、JTPA SV tourの訪問を快諾いただいています。Centillium Communication(Fremont, CA)は、DSL、VoIP、EPON(Ethernet Passive Optical Network)などの高速通信ネットワークに用いられる半導体デバイスの分野でユニークな技術を有し、世界的に事業展開中の企業です。特にDSL用ICでは、日本でのADSLサービス開始以来、日本市場でのトップシェアの地位を守り続けています。当日は、CEO and co-founderのFaraj Aaraei氏自ら、Centillium社の事業について説明いただけるだけでなく、シリコンバレーでの経験をお話しいただきます。

なお、現在Apple Computer(第一回SVツアーで訪問)とも交渉を進めています。

 
 
 
4.応募方法

**申し込み締め切り 日本時間7月22日(木曜日)11:59 pm**

以下の情報を応募時のメールに記載し、sv-tour@jtpa.orgに送ってください。メールのsubjectは“ツアー申し込み”としてください。

1) 名前
2) 年齢
3) 所属
4) 現住地(市町村名まで)
5) どこでこのツアーを知ったか
6) 航空券の手配方法:JTPAに依頼(9/9発9/13着のみ、航空会社はJTPAで選択)or 自分で手配(現地合流)
7) ショートエッセイ(詳細は以下を参考)

ショートエッセイについて
募集人員を大幅に上回る応募が予想されますので、ショートエッセイによる書類選考を行います。以下の4点を盛り込んで、1,000文字以内(句読点スペース込み)でまとめてください(以下にあげた順番で書く必要も、それぞれ一問一答的に回答する必要もありませんが、全てをカバーするようにしてください)。

*なぜ応募しようと思ったのか
*自分のセールスポイント(経歴、キャラクター、スキル、等)
*ツアーに参加できた場合、出発前、ツアー中、そしてツアー後に、他の19人に対してどんなことを貢献したいか
*ツアーでどんなことを学び、それは自分の人生にどう役立てることができると期待しているか

申し込み時の注意-以下の条件を満たさない場合、選考の対象となりません。
1)文字数は1000文字以内(句読点スペース込み)を厳守してください。
2)添付ファイル禁止。エッセイはメール本文で送信してください。
3)メールのsubjectは“ツアー申し込み”としてください。

メール送付先:sv-tour@jtpa.org
JTPA SV tour担当:中村孝一郎(コラム

on シリコンバレーツアー Posted by jtpa at 15:55

2004年06月02日

ニュースレター : NO.15 2004年6月号

はじめに

Palo Alto周辺はMountain Lion(クーガー)が住宅地間近に連続して現われ話題になっています。最初の一匹はダウンタウンからも程近い住宅密集地の真ん中で、民家の庭の木に追い詰められたところを射殺され、動物愛好家から非難の声があがっていました。ちなみに、クーガーは体長は2メートルを越し、普段は鹿を食べる猛獣ですが、襲われたら最後まで腕力で戦うのが大事。諦めてはいけません。

今回のニュースレターは、皆さんから寄せられた英語体験談やオープンソースセミナーの結果報告、レイオフで職もビザも失ってからのアメリカでの職探しの生々しい体験など、豊富な内容です。

お楽しみ下さい。

渡辺
(なお、日英バイリンガルexecutive assistantの求人情報があります。興味のある方はこちらをご覧下さい。http://www.jtpa.org/jobs/000196.html)

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Contents:
1 第7回技術交流会報告
2 Open Source IT Seminar 報告
3 読者からの英語体験談
4 エンジニア転職体験記
5 「英語について一言」募集のご案内

  編集後記(by戸谷茂山編集長)
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1 第7回技術交流会報告

去る5月12日、JTPA分科会として、第7回交流会が開催されましたので、その報告をします。当日は、ドコモラボUSAの会議室をお借りして、5名の参加者で行いました。

前回出された問題点の一つ、「覚える、思い出すのが一苦労となってきている。データの整理や検索について特化して話したい」という議題をメインにしました。

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2  Open Source IT Seminar 報告

JTPAでは、モリソン・フォースター法律事務所のShoji Aki弁護士とJohn Hou弁護士
をお招きし、オープンソース開発と知的財産権についてお話いただきました。
今回のレポートは、ソフトウェアエンジニアとしてご活躍中の松原明子さんにお願いしました。
セミナーでは参加者から積極的にたくさんの質問があがり、みなさんの興味関心の高さがうかがえました。
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3 読者からの英語体験談

今回JTPAでは読者の方々からの英語失敗談を募集しました。「なるほど」と思わず頷いてしまう内容から、「?」と首をかしげてしまう内容まで多様な投稿が集まりました。お楽しみください。

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4 エンジニア転職体験記

この転職記の彼とは何度かJTPAのパーティで話をする機会がありました。シリコンバレーの景気が傾いて起こったレイオフの嵐に巻き込まれた一人でした。だれかれもがレイオフされ、「一年間無職」などという人も多い中、根気強く仕事を探し続けた彼の「粘り勝ち」を感じさせるレポートになっています。

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5 「英語について一言」募集のご案内

最近JTPAニュースレター編集部では英語に関する議論が絶えません。そのため、何かしら英語にまつわる話を募集しています。英語上達の秘訣、英語失敗談、英語で「死ぬかと思った」体験、何でもかまいません、Newsletter@jtpa.orgまでお送りください。投稿された方々の中から選考でセミナーへの無料招待などを行っております。

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最終編集後記 by 戸谷茂山

最近出版されたニューズウィークJAPANに自分の事が掲載される機会がありました。ニューズウィークのその号の記事の本来の目的は、「普通の日本人が海外でより広く仕事の機会をつかみ、外国人であるという困難と闘いながらも成功している」というものでした。

「弱い立場ながらも頑張って成功した普通の日本人を探そう」とシリコンバレーに顔を出した記者が見たのは、普通にシリコンバレーの一部として馴染んで生活する日本人達でした。JTPAやSVJENのようなプロフェッショナルをサポートするネットワーク団体を活用し、仕事を見つけたり、お互いを磨きあう姿はシリコンバレーでは当たり前ですが、この記者の目にはとても新鮮だったようです。

加えて、この地域にいる日本人は全く弱者ではありませんでした。ここに居る日本人の多くが、その専門分野のリーダーであったり、シリコンバレーでかなりの影響力を持った存在であったり。まるで米国人のようにビジネスネットーワーキングを上手に活用していたり。特異な技術を持つ日本人が、あちこちで自分の会社を簡単に興して活躍していたり。何の問題もなく米国の会社で日本人一人混じって働いていたり。この、日本人が全く普通に他の米国人や外国人と競合している風景がシリコンバレーらしさなのでしょうか。

on ニュースレター Posted by jtpa at 22:51 | Comments (0)

2004年06月01日

コラム : 読者からの英語体験談

今回JTPAでは読者の方々からの英語体験談を募集しました。「なるほど」と思わず頷いてしまう内容から、「?」と首をかしげてしまう内容まで多様な投稿が集まりました。お楽しみください。

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「SPACING」Words
アメリカ人と議論する機会が多いのですが、議論に負けないためには、常にサウンドを発声しておくことが必要です。そこで、「合いの手」のような言葉を集中して覚えて練習しました。

たとえば、議論の途中で、自分がなにか言わなくてはならないが、まだ考えがまとまっていない場合に、「I, I....」で止まってしまうと、相手に「場」を取られてしまうので、
「What I am trying to say is.....」
「What I meant was....」
「One of the things you should be aware of is....」
「One of the great things about this is.....」
とかいう決り文句を、とにかく丸暗記して、すぐに口から出るようにしておくと便利です。時間稼ぎになります。また、こっちが喋っていて、相手に判ってもらえないかもしれないことも多いので、そういう場合の「合いの手」も開発してあります。
「see what I mean(am saying)?」とか、
「you know what I mean(am saying)?」
これも、ヒマなときに一人で練習しておき、いざという時にすらすら出てくるようにしておきます。

(JTPA Newsletter編集部)この方のに近いですが、相手の質問がよく理解できないとき、
「If your question is XXX (If you are asking XXX), my answer would be YYY」
と言い切る、というワザも。これは日本語でもやりますが、とにかく自分のいいたいことをべらべらと主張。多分相手も話しながら何を聞いてるかわからなくなってたりすることもあるはず。本当に皆目わからないときは、「もう一回言ってくれ」といいますが・・・。
「Can I add one thing?」
「Let me see whether I understood you correctly」
「I can recap the issue」
などのフレーズも会話に首を突っ込むのにとても便利。

紋切り型
よく使ったフレーズで、
「That's all it is.」
と言うのがありました。何処で拾ってきたか覚えていませんが、(日系3世の)妻が言うには、
「これで全部、この先は何もなし。」
と言う意味があり、これ以上話はしませんと言うことになり非常に失礼です。
「私に意見はこれだけです。」
とかで、自分に意見を止める時には、
「That’s all what I am saying.」
とすべきだそうです。

「That's the way it is」
訳はおそらく
「そういうもんなんですよ」
といった感じ。理由や根拠を特に述べたくなくてうやむやにしたいとき(^^;)、実際にちゃんとした理由や根拠がないときに利用できる便利ないいまわし。ちょっとネガティブな例で失礼致しました!

(JTPA Newsletter編集部)そういえば似たような例で、Monster's Inkのラストシーンで「That's the way it has to be.」とCDCのボスが言ってましたね。Yodaも言ってたような...
この手のマトメ屋的フレーズには「In what way??」でやり返す方法もあります。

シリコンバレー英語
英語に関する投稿の件、ごく短いですが1件だけ良く使う面白い言い回しを応募します。
「How is your bandwidth?」
(「もうひと仕事お願いできる余裕ある?」みたいな感じ)
BandwidthはもちろんIT用語で通信回線の帯域幅のこと。それを個人の「仕事のこなせる量」にあてはめて、今どれくらいその人のリソースが埋まっているかを聞くときに便利な言い回しです。

(JTPA Newsletter編集部)これはIT関連以外では珍しい言い回しと言えるでしょう。
「I don't have enough bandwidth」
といえば、「忙しいからもうだめ」という意味になります。

Sick ラーメン
シュークリームの話と同様ですが、アメリカに移住したての83年の冬ごろのことです。私の妻の好きなシクラメンの花を買いにフラワーショップに行きました。

そこで、店員のかわいい女の子に「シクラメンはありますか」と尋ねました。ところがその店員何も分からない感じで、「What?」。もう一度、「シクラメン」、それでもだめなので、たぶん発音が悪いのだなと思い、「シックら面」「シックらメーン」等と色々とトライ。

とうとう店員が
「I'm sorry we do not have it.」
家に帰って、妻に(日系3世)、シクラメンはなかったよ、というと、妻は怪訝な顔をして、
「That's strange. What did you say?」
そして、「シクラメン」。妻は、「サイクラメンです。」と一言。その時、顔が真っ赤になるのを感じました。

英語の上達法は、まずは兎に角、レポートを沢山書くことです。必ず読み返して筋道が通るまで書き直す。それが出来る方は、いろいろなアクセントのある人の話方を真似してみること。カリフォルニアはアクセントのある人が少ないが、テキサスの人などの話し方を真似して話を出来るようになったら、上達は速くなります。

(JTPA Newsletter編集部)日本語英語が通じ無い一例ですね。しかしこの英語上達法はかなり高度!

Fifteen vs Fifty
渡米して8年になりますが、たまに”1x”と”x0”の発音でMiscommunicationが発生します。一昨年Mauiにて、Haleakala山でSunriseを楽しんでから自転車で下るというツアーに参加することにしたんです。

電話をして予約を入れ、
「朝の4時50分にバンでお迎えにあがります」
と英語で言われ、前日は23時には寝るようにして4時45分には指定されていた場所で待つようにしたのです。でも、待てど暮らせどバンが来なくて、何度もツアー会社に電話を入れたのですがなかなかつかまりませんでした。

結局6時頃やっと連絡が取れ、約束の時間は4時15分で10分くらい待ってくださったようですが、私達が現れなかったので、そのまま他の参加者を拾いに去ってしまったとのことでした。間違えやすいので、2度確認したのですが・・・。早起きして損してしまった感じです。(ちなみに別の日に再度予約を入れて、ツアーを堪能してきました。)今考えると、約束の時間に50分というのは半端ですよね?

(JTPA Newsletter編集部)これはアメリカ人でも聞き取りにくいのだと思います。アメリカ人の間でも「15」と言って、「one-five, or five-zero?」と聞き返すことはよくありますので。だからこそ、「ten to 5」(5時10分前)であるとか、「quarter past/to」「half past」という言い方のほうが好まれるのかもしれません。


英語で数字を言う
日本の会社で、知人の同僚が英語で電話していて、自分の電話番号を告げる段になり

「OK, my phone number isゼロサンノォ、サンニィ・・・・(英語風発音で)」

もちろん相手は聞き取れず、聞き返されたようで、彼は再度、さらに大声で

「ゼロサンノォ、サンニィ・・・・」

周りの人は腹を抱えて笑っているが、本人は必死に英語で話している(つもり)なので気がつかない。ついに誰かが彼の肩を叩いて

「XXさん、日本語になってます、日本語に」

と忠告してあげたそうです。

(JTPA Newsletter編集部)気持ちはわかります。数字って日本語で覚えたものを英語で言う、または英語で覚えたものを日本語で言うのってものすごく難しくないですか?コンバートして言おうとした瞬間にブラックアウトすることも多いので、自分の電話番号を相手に告げる必要があるときは、紙に書いてから電話したり。完璧にバイリンガルの人でも同じことが起こるようです。


日本語が英語に混じる時
私の前の会社の上司の方ですが、出張で、初めてアメリカにいらっしゃいました。彼は、海外は、初めて。英語もあまりお得意な方ではありません。その彼がホテルでくつろいでいると、突然ドアがノックされました。彼はあわてて、

「{誰?}は英語で"Who"だった。」

と頭の中で繰り返して、それから、ドアの覗き窓を覗いて自信をもって、大声で聞きました。

「アンタは、Who?」

(JTPA Newsletter編集部)なんとなく気持ちが分かります。

お勧めしない英語勉強法?
TV(Cableなど)を見る。 特にPoliceものなどのドラマ、Rate RのMovieなど。あとRate”R”クラスのアニメも。

USにきた当時TVばかりみてました。USは再放送が多い?ので何度も同じエピソードを見れる。というわけで前回わからなかったことも今回わかる? というわけではありませんがTVが常時ON。聞き取り能力などかなりついたかもしれませんが、比例するようにいわゆる「母親につかうな」語彙、文章が豊富に頭に蓄積されていった。 どだいあまり意味を深くわかっているわけがなく、かつ直訳すると日本人には

「なんだそれは?」

となる(例えば BSも牛のおしっことなればなんだそれは?だし、SOBもMFもしかり)ので、音だけが頭に蓄積。

怖いのはこの「音だけ」の英語が口から出てくるようになってしまっていたことです。 当時は会社でしかほとんど英語はしゃべらなかったので

「あいつの英語は恐ろしくきたない」

で多分すんでいたのだろうけれど。 もっとも同僚には何もいわれませんでしたが。

2年目に有名なボストンマラソンを応援するためNewton(マラソンのコース沿いの町)の同僚の家にいったのですが彼の奥さんはPrinceton, HarvardとピカピカのIvyかつ英語教育専攻。脇に呼ばれて

「一体全体どうしてそんな英語をしゃべるんだ?日本ではそんな英語を教えているのか?」
とかなり真剣に問い詰められた。 
「TVかな?」というと
「だからUSのTV放送はだめなんだ。。。」

と(かなりオピニオンをもった人だったので)。 彼女いわく

「そんな英語を間違った場面でつかっていたら今ごろ命なかったわよ」

と。 おっと命にかかわる!というわけで英語再教育のはじまり。再教育先は Harvard Extension Schoolでした。Dee Womanというひとか講師です。今も講師をやっていると思います。全過程を終える前にカリフォルニアにきたので結局東部Ivy Leagueの英語は身につくことなくおわってしまいました(最近は子供ができたので言葉には随分気をつけてます)。

TVでの英語学習はやめましょう。 1ヶ月BostonにいけるならHarvardのSummer Schoolがおすすめ。あちらにいつるならExtension School. Dee Womanさんにあったらよろしく言っておいてください(あちらはわすれているでしょうが)。

(JTPA Newsletter編集部)丁寧はカジュアルを兼ねます。英語がつたない人が、うかつに変なスラングを使うとおかしいので、気をつけて。ただ、テレビ学習は有効なので、「悪い言葉」が少ない番組を選べばOKです。弁護士が主人公とか。

英語初体験
私がここに着たばかりころの話です。駐在員妻としてここにきた私は、子供もおらず孤立していました。

ダンナの会社の社長さんが、

「それはよくない。最初は、友達をつくるのが大変なので、ESLに入れば、友達もできていいよ」

といわれ、テストをうければすぐに入れるCommunity CollegeのESLのテストをうけました。英語が大嫌いな私が2時間のテストを受けて、結果をまっていたら見事に、

「あなたの英語のレベルでは、この学校には、入れるESLのクラスはありません」

でした。

途方にくれたダンナは、

「おまえは、なにができるんだ!!!」

と怒るのですが、脳みそが筋肉でできている体育会系の私は、

「バレーボール・・・。」

としか答えられず、あわてて大学のバレボールのクラスを取る手続きをしました。英語が読めない書けない話せないのヘレンケラー状態の私は、ダンナが申し込み用紙を書いてくれるのを待っていました。

そうすると、最後の部分の軍隊への入隊に関するアンケートのところで、けつまずき・・

「これ、どうやって書くのかわからないので、大学にいって聞いてこい」

と指示が・・。

「"How do I write?"で、通じるからな。」

といわれて、それを忘れないように、運転しながら、口の中で、何度も何度も繰り返して大学の受け付けにたどり着きました。

そこで、その申し込み用紙を見せて、書き方を教えてもらう頃には、繰り返し過ぎて、どこが文章の頭か、わからなくなっていました。けど文章は覚えていたので、勢い良く、

「Write. How do I?」

と言っていた・・・。。受け付けのおにーちゃんは、突然命令形で言われて、目が点。おにーちゃんは、すぐに書いてくれたけれど、最後の一行について、

「ここはボクが書けないから、あなたが自分で書きなさい」

といってるのだけれど、私には、わからない・・。私は突然、

「日本人は笑顔が少ないので、笑顔を大事に」

を思い出して、ニコニコとわらっていたら、受け付けのお兄ちゃんは、受け付けを閉めて、私をいろいろな先生や事務の人のところに連れてゆきました。(気持ち悪かったらしい)

最後に、

「明日パスポートをもってくるように」

といわれたので、かえって主人に話すと、

「なんか、おかしいことになってないか?」

というのでまた、大学に主人ともどりました。

「ここだよ、ここ。ここの人に言われた」

といったらそこは、「国際難民救済センター」とでもいいましょうか?外国人がトラブルに巻き込まれたときに行く場所でした。

先生にきくと、私が書くべき最後の一行は、サインだったらしく、その上、ニコニコちとわらっていたので、質問の答えがすべてYesになり・・。

「私は17歳で(ハイソックスをはいていた)アジア方面から船でやってきた難民扱い」

になっていた。ダンナが通訳してくれて、やっと

「大人で、合法滞在。英語が話せないけど、バレーボールがしたいだけ。」

ということがわかり、バレーボールの先生が、面倒をみてくれるということになりました。

クラスで私は、セッターでしたが、バレーボールのクラスをとっているのは、全員ネーディブでした。その全員が、アタックを撃ちたい。(ということは、トスをあげてもらわないと撃てない)ですので、重宝がられましたが、英語で掛け声をかけながらボールを瞬時に捌く・・は、私にはできなかったので、クラスがおわるころには、みんな、カタコトの日本語(私の出身の大阪弁)を話せるようになっていました。

ダンナは、社長に、

「どう?奥さん、英語なれた?」

ときかれたそうですが、

「なんか、大阪弁のクラス取ったみたいです・・」

と答てた・・。

わたしは、いったいどこで英語を習えばいいのだろう・・。

(JTPA Newsletter編集部)絶句。

おまけ
私がここにきたころ、お隣りには、白人のおばあちゃんが住んでいました。このおばーちゃんは、ヒマだったのか、よく私とお話してくださいました。けど、私は、ちんぷんかんぷん。でもおばーちゃんは、まけじと、自分の友達の家にも連れていってくれました。

そのたびに、私は、日本の友達に

「近所のおばちゃんが、○○へ連れて行ってくれはって、”ここのはおいしいねんで”って、言うてはった。」

とか、

「他のおばーちゃんは、”これ苦手や”って言うてはった。」

とか、おばーちゃんの友達の一人は、

「息子が5人いてるねん。」

って言うてはった。と報告していたら、その友達いわく。

「なんか、おまえのまわり、大阪弁がうまいアメリカ人が多いなぁ・・」

と真剣に、いわれた。ネーティブアメリカンも私の訳がはいると見事な大阪人になってしまう。

(JTPA Newsletter編集部)ふたたび絶句。

on コラム Posted by jtpa at 22:41 | Comments (0)