8月10日のギークサロンは「オープンソース画像処理ライブラリOpenCVであそぼう」でした。ホストは林秀明さん、OpenCVの持てる機能の数々、アルゴリズムを解りやすく解説してくださいました。
会場に集まったのは20人弱、簡単な自己紹介の後、iMacモーションセンサによるGoogleMapの操作デモから始まりました。一見、OpenCVとは関わりがなさそうで実は無いツカミに、Geekさ加減が伺われます。
OpenCVの画像処理フィルタアルゴリズム、矩形認識アルゴリズム等々の解説を交えながら、林さん考案の新プレゼンテーション手法・林メソッド(CCDによる高速画像デジタル化を応用)、Lingr用のオセロ対戦BOTの実演にまで話が及びました。OpenCVの応用として発展が期待される分野としては顔面認識、指認識等の人間とのインタラクション技術。これらについても、林さんの手認識の実験アルゴリズムを元に話が弾みます。
3時間ほどのサロンでは参加者を交えて活発な議論が交わされ、画像処理についての理解が一層深まった有意義且つ楽しいひとときでありました。
(Report by Hakuro Mazuda)
当日のプレゼン資料はこちら

—- 以下はイベントの告知文です —————————


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今回はPalo AltoのWilson Sonsini Goodrich Rosatiのオフィスです。制限人数はありませんが、食べ物準備の都合上、前もって申し込んでください。
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オープンソース画像処理ライブラリOpenCVで遊ぼう!
「画像処理」というと敷居が高い技術のようなイメージがしますがOpenCVを使うと、たいした時間もかけずに「おっ!」と思えるような面白プログラムが書けてしまい、夢がひろがります。デモを中心に、中の仕組みを解説します。アプリケーションのアイデアなどを語り合いましょう。
スピーカー:林秀明(はやしひであき)
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日本オラクルをへて、2001年より米オラクル勤務。
以来ウェブサーバーのパフォーマンス向上システムであるOracle Web Cacheの開発に携わっている。
趣味でOpenCVを使ったアプリを開発中。
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日時:8月10日金曜日午後7時
場所: Wilson Sonsini Goodrich & Rosati
950 Page Mill Road, Terrace 2C
(メインエントランスがあるビルの280側の隣、レンガの建物です。)
Palo Alto, California 94304-1050
応募方法: seminar@jtpa.org宛に「林サロン参加希望」のsubjectでメールにてお申し込み下さい。お名前、所属に加え、「聞いてみたいこと」「話したいこと」などを1-2行簡単に記載ください。
食事:軽食が提供されます。
参加費用:賛助会員 無料、一般 15ドル