所属: 東京大学理学部物理学科
研修機関名: トリニティ・セキュリティ・システム社 (JETRO BIC内)
研修期間: 2003年 2月24日〜2月28日
お会いした皆さんがしっかりとした「自分」を持っていたということが最も印象的でした。逆を言えば、私はまだ、自信を持って人にアピールできる「自分」を持つことができていないということを痛感しました。


・インターンシップ募集時に望んだこと
シリコンバレーにある企業の雰囲気を体験したい、また実際に活躍している方々と今の自分の間にはどんな差があるのかを知ることができればと考えていました。
・研修を受けるための準備
渡航直前に決定したということで、事前準備は行えませんでした。
・研修内容
IP電話に関してのマーケットリサーチ(米国)を行いました。主にインターネットを使い、IP電話市場規模の調査とその将来性について、関連企業の調査、現在の技術の問題点などを調べていきました。リサーチ結果は随時パワーポイントのファイルとして保存していき、最終的には、リサーチ結果とそこから明らかになったこと、さらにもし自分が起業するとしたらどのような戦略が考えられるかということをまとめ、プレゼンテーションを行いました。
・職場で感じたこと
突然のインターン依頼だったにもかかわらず、トリニティ社のお二人には、大変親切にしていただきました。どんなに忙しくてもいやな顔ひとつせずに私たちのために時間を割いてくださり、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
・研修を終了して
実際にビジネス戦略を立てるためにはどのようなマーケットリサーチが必要なのかを、実践を通じて学ぶことができました。また、その効率のいいリサーチを行うために必要なテクニックや結果を他の人に伝えるためのプレゼンテーションの仕方を教えていただくことができました。
・感想
今回シリコンバレーを訪問した中で、多くの方にお会いし、話を聞かせていただきましたが、お会いした皆さんがしっかりとした「自分」を持っていたということが最も印象的でした。逆を言えば、私はまだ、自信を持って人にアピールできる「自分」を持つことができていないということを痛感しました。インターンシップの際にも、トリニティ社の荒川様と最初にお会いした時、「自分の強みは何か」を聞かれたのですが、明確に答えることができませんでした。私は大学に入って以来、様々なことにチャレンジしてきて、それなりに経験を積んできたと思い込んでいましたが、今回のインターンシップを通じて、実は自分が何の強みも持っていない中途半端な存在になってしまっているのだと気づかされました。もちろん色々なことにチャレンジしてきたことは決して無駄なことだとは思っていませんが、今後は一つでもいいので、誰にも負けない強みを持てるよう頑張っていきたいと思います。
・インターンシップ制度の今後の展開・要望
今回のインターンシップに参加して、必需品でかつ事前に用意しておかなければならないものは、
交通手段・・・レンタカー通信手段・・・できれば携帯電話宿泊設備・・・モーテルorホームステイ
だったと思います。これらの準備をインターンする本人だけでなく、BLSも協力して行うことができれば、よりよいインターンシップとなるでしょう。
・備考欄
私は現在、株式会社東大家庭教師友の会において、取締役をさせていただいています。学生自主運営ですが、2002年度の売上高は1億6千万円であり、成長を続けています。今回の経験を少しでも会社の発展にいかせればと思うと同時に、ビジネススキルを身につけ、今回お世話になった方々に少しずつでも還元していければと思います。