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2008年03月09日

ギークサロン : ギークサロン:「Erwan Loisant氏とFlockについて語る」

3/21/2008 ギークサロン「Erwan Loisant 氏と Flock について語る」参加レポート (by Ryosuke Matsuuchi)

サロンは 19:30 に開始しましたが、途中の 21:00 ごろの中締めを挟んで、夜中の 24:00 ごろまで実に様々な話題が飛び出しました。下記のレポートは、中締めの前・後の内容を順不同で要約したものです。Erwan さん、本当にありがとうございました。

■1. Erwan Loisantさんの経歴

2006年、東京都立大学とナント大学(パリ)の博士課程にて Navigation-based Image Retrieval という研究課題 (例: http://www.dbsj.org/Japanese/DBSJLetters/vol3/no1/papers/Loisant.pdf)
に取り組んでいた彼は、論文を目的とした研究ではなく、実際にユーザーに使われる仕事がしたいと考えるようになっていた。
そのとき学業の傍ら取り組んでいた Flock Extension の開発がきっかけとなり、Flock 社のブログを通じて応募のメールを出してみたところ、Erwan さんが XUL に詳しいこともプラスとなって1日で面接&採用決定、次の日にはビザの準備を開始という展開に。 Erwanさんは入社後、Blog Editor
(http://www.flock.com/user-guide/blog/posting.html) や Web Clipboard
(http://www.flock.com/user-guide/1.0/advshar.html) の開発エンジニアとして活躍中です。

Flock は、FireFox をベースに、People Sidebar、Blog Editor、Feed Reader、Media Minibar などの機能が追加された Web ブラウザです。 先日、iPhone SDK が1日で10万ダウンロードを記録したことが話題になった一方で、Flock は現在、延べ約 3 百万ダウンロードを達成しています
(http://www.flock.com/node/61397)。

Flock社の設立は2005年、最初はガレージでみんな作業していました
(http://www.flickr.com/photos/foolswisdom/61079990/)。 現在は Redwood City とカナダの Victoria にオフィスがあるそうです。 (参加者の廣島さんいわく、Redwood City にもある Beard Papa's (http://www.muginohousa.com/index.php) のシュークリームは絶品とのこと)

■2. Flock社のビジネスモデル

Flock はどうやって利益を上げるのか? との問いに、「検索が中心です」と答える Erwan Loisant さん。 Google, Yahoo! などの検索広告の流通をめぐる市場の成熟により、 FireFox や Opera のようにブラウザを無料で配布しつつブラウザ開発者が利益を上げる仕組みができつつあります。 Flock 社のブログの Bart Decrem さんのエントリ (http://www.flock.com/blog/creating-sustainable-value) によれば、Webブラウザにはまだまだ改善の余地があり、「We firmly believe that doing right by our users is the best way to build a sustainable, successful company.」とのこと。

現在、Flock のライセンスは GPL (GNU General Public License)。 「それを利用したソフトも GPL で再配布しなければいけない」という厳しいものです。 Erwan さんは、「Flock の Philosophy として、利用したら貢献すべき、というのがあると思います」とのこと。これに対して MPL (Mozilla Public License) や(New) BSD License の場合は そこまでの制限はありません。
参加者の奥井さん曰く「オープンソースというと即『うちの製品はオープンソースではないので、オープンソースの技術は使ってはいけない』と勘違いしている人も多いのには困る」との体験談、まだ GPL 以外の形態のライセンスの認識が浸透するには時間がかかりそうです。

■3. FireFox/Flock Extension の開発手順

Erwan さんは Mozilla の歴史について簡単に紹介してくださったあと (Mozilla の名前の由来は "Mosaic Killer" を Godzilla (ゴジラ) 風に縮めたものだそうです)、さっそく FireFox Extension の開発手順の紹介へ。 開発プラットフォームとして FireFox Extension を選ぶことの Pros, Cons については、Pros としてはマルチプラットフォーム対応が容易であること、JavaScript は特別な開発環境を必要としないこと、 Cons としては multi threading が使えないこと (FireFox API の多くは残念ながら thread safe ではない)や、ドキュメントがあまり整備されていない点があるとのことだそうです。

次に、XPI package の仕組みなどについての紹介があったあと、 具体的に Extension のソースコードを紹介しながら Erwan さんがその開発手順を解説してくださいました。 Flock は、大きく分けて「UIモジュールの追加 (例: People Sidebar, Blog Editor, Feed Reader, Media Minibar, ...)」「新しいサービス (twitter とか facebook とか) への対応」という 2 つの方法で拡張することができ、その拡張モジュールは JavaScript または C++ で記述可能です。 たとえば、Flock の API の flockIBlogWebService というインターフェースを使って、 ブログへの投稿をする UI を自分で自由に作ることができます。 基本的な手順は、.idl で定義されているインターフェースを拡張して、 JavaScript や C++ を用いてその実装を提供するという流れです。(具体的なインターフェースについては http://developer.flock.com/ とか http://developer.mozilla.org/ を参照してください。)

続いて、Erwan さんによる XLU (ズルー、と発音) 開発のデモ。 XLU は Mozilla, Flock などで利用されている UI 記述マークアップ言語で、Linux, Mac, Windows のどれでも動作するのが利点です。 ブラウザの中だけではなく、XLURunner (http://developer.mozilla.org/en/docs/XULRunner)
のようなツールを用いてスタンドアロンのアプリとして実行することもできます。 大変便利なマークアップ言語ですが、 Erwan さんによれば「XLU がスタンダードになることはおそらくないでしょう、 Mozilla はそれを意図してはいない」とのことです。

Flock では FireFox に搭載されている技術の一つである XPCOM を使って、JavaScript のモジュールと C++ のモジュールが相互に動作できるようにしています。 Erwan さんによると、「Singleton パターンを実現するためには従来は XPCOM を使うしかなかったけれど、 FireFox 3 からはそれが必要なくなる (新しい JavaScript の仕様でサポートされる?) のでその目的では XPCOM は使わなくてもいいと思う。けど、サービスを作るには必要だから、知ってて無駄ではありません」とのこと。

ブックマークは従来 Flock 独自で開発していたものの、FireFox 3 から登場する Places (http://wiki.mozilla.org/Places) に統合していく予定。 del.icio.us などのサービスも今後 Places を使うようになりそうなので、今後は ブックマークを複数の場所で管理する必要性は減っていきそうです。

この Extension の仕組みを使えば 基本的に何でもできてしまうので、 FireFox や Flock のExtension をインストールするときは (悪いモジュールではないかどうか) よく注意してください、とのことだそうです。

■4. Flock社内の開発プロセス

Flock や Mozilla の Extension を開発するとき、 javascript のデバッグはどうやっているのか、との問いに対しては、Erwanさんいわく「基本はログ出力ですね」。 ブラウザの about:config ページにてjavascript.options.showInConsole を true に設定し、DOM Inspector や Firebug を使いながら開発しているそうです。 Flock社には、Venkman を使っている人もいるそうです。「step実行ができない javascript と、デバッガ環境が充実した C++ と、どっちが生産性が高い?」という質問も出ましたが、C++ は環境ごとにコンパイルしなおす必要がある点がやはりデメリット。

Flock 社内では、trac (http://svn-mirror.flock.com/trac/flock/browser) と Bugzilla を使っていて、svn commit があるたびに自動的に build と automated test が走る仕組みになっているとのこと。 それぞれの Automated test は javascript で書かれていて、テストの成功・失敗を自動的に報告するようになっています。 Test driven とまではいかなくともこの種の自動テストの仕組みは、品質を落とさずにスピーディーに開発をすすめる上では重要な仕組みのようですね。

Mozilla や Flock について自分に必要なバグ修正がある場合は、 たとえば
http://www.mozilla.org/owners.html とかで該当モジュールの関係者 (Peers) を探し、その人に irc.mozilla.orgirc.flock.com で直接コンタクトをとって、 "Hi, do you know who can review bug ###?" とかきいてみるのが有効とのこと。 bug report に「私も困ってます」みたいなコメントを書くのもいいかもしれません。

■5. 今後の技術

ブラウザの未来形は? という質問には、Erwanさん曰く「スタンダードにならないとひろがらないと思います。 例えば SilverLight とかは一時的なものになりそうですね。 たぶん、HTML 5 がその未来を指し示していると思う」。

現在、Flock の最新バージョンは FireFox 3 をベースに開発が進んでいるそうですが、 JavaScript の未来についてもサロンで話題に上りました。 ECMAScript 4, JavaScript 2 への進化が Tamarin プロジェクト (http://developer.mozilla.org/en/docs/Tamarin)を中心に進められています (Adobe がこの open source project に貢献していることから、 Flash も今後このエンジンを使ったものになります)。
JavaScript 2 の特徴については、Brendan Eich のプレゼン(http://developer.mozilla.org/presentations/xtech2006/javascript/) とかを参照してください。ざっと見た感じ、 C++, Java, Python のいいとこどりをしたような言語仕様になっているようです。

■6. Flockと日本

日本のSNSサービスへの対応は、という問いに、「mixi は、残念ながら API がないですね」と答える Erwan さん。
はてな、ニコニコ動画などが話題に上がるものの、API を通じた書き込みをサポートしているサービスは現状存在していない。 なお Ameba TV は RSS feed を提供しているので、Flock の Media Minibar への追加はやればできそう。
ニコニコ動画には裏APIがあるとのこと。 全般的に、日本のサービスは API 提供があまり進んでいません。
日本語バージョンはありませんが、.rdf の update check 通信のログからは、日本でもけっこう使われていることがわかるそうです。

■7. その他

フランスでは週35時間労働というのは本当? という問いには、「ある時間以上働いたら 残業代を払わなければいけない、ということです」と Erwan さんの答え。 じつはサービス残業もあるというニュースもありますが (http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07040924.cfm)、労働時間だけではなく子育て支援、シングルマザー支援など各種の支援制度が充実している点が仕事文化に深く関係しているのは間違いなさそうです (http://job.yomiuri.co.jp/library/wlb/li_wl_07122501.cfm)。

ちなみに Erwan さんによれば、フランス人の大学生の多くは英語も話せるそうですが、「パリとかでは観光客があまりに多いので、もう少しフランス語を話してくれたらなあと感じている人はいると思います。
ですので、挨拶がフランス語でできれば、あとは親切に英語を話してくれる人が多いとおもいますよ」

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当日の録画はこちら:

http://www.ustream.tv/channel/jtpa-geek-salon

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on ギークサロン Posted by jtpa at 20:45 | Comments (0) | TrackBack

2008年02月06日

ギークサロン : 「半谷明氏と Android について語る」

2月8日金曜日にGoogleでテックリードを務める半谷明氏をお招きし、恒例のギークサロンを開催しました。

以下は、参加者の本間清司氏からの開催レポートです。

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今回のギークサロンは、ケータイ業界にもインパクトを与え始めたgoogleの携帯電話向けソフトウェア基盤の「Android(アンドロイド)」について。

従来の、最前列にアツいギークの方々が鎮座して突っ込みまくるスタイルから180度方針転換して、最後方よりホストを静かに狙い撃ち(?)するスタイルに変更。ホストも途中物足りない様子で「答えられる範囲で答えるから、質問して~」という場面も。

第1部ではSDKセットアップのポイントから始まり、初心者にもわかりやすいAndroidのアーキテクチャ解説、サードパーティがSDKを使用して、いかに簡単にアプリケーションを書けるかということがメインに話が進みます。

(SDK全体的なこととして)
* Ecripsの利用を高推奨
* SDKはearly lookでプリβ版といった感じ
* 公式ドキュメントがまだまだ足りない

(ポイントとして)
* SwingやJ2MEとは違う少しクセがあるフレームワーク
* データベースはJDBCとは違い、SQLiteを活用
* ユーザインタフェースはXMLで記述

以上の点を押さえつつ、従来の携帯電話用Javaアプリ開発との違いを交えてアーキテクチャを一つ一つ丁寧に追いながら解説していきました。

第2部では、全体的に説明を聞く雰囲気から一転し、インタラクティブにセッションが進行します。半谷氏は、HelloWorldの解説だけでは物足りないだろうということで、スクラッチで書いてきた「株価情報アプリ」を例にとってコードを追いながら説明を続けました。

第3部では、SDK付属のサンプルアプリケーションを用いて詳細なAPI解説を行います。「あれはできるか?これはできるか?」と会場が一体になり、氏とAndroid SDKの可能性を模索しました。近く登場するであろう「某林檎社のナントカPhone」のSDKとの比較や、使用しているプログラミング言語についての個人的見解を語り合うなど、よりギーク寄りモードに突入し、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

半谷氏はAndroidのコアのプラットフォーム開発チームに所属しているわけではなく、仕事の合間を縫って今回のセッション用のデモアプリを2日で書いたということです。これは、Javaでの開発経験があれば比較的楽に開発に取り掛かれ、気軽にAndroid携帯用アプリを作れるということを示しているようでした。フレームワークの再学習の必要性や、(現状では)UIのレイアウトはXMLでタグを書かなければいけないので少々学習が必要ですが、今までクローズであったレイヤーでの開発が可能になり、可能性が広がります。

個人的に興味があったのは、誰でもオープンにAndroid携帯のアプリを作れるという状況で、日本のDoCoMo公式iアプリのような Trusted / Untrustedの区別方法をどうするか、また"Google Certified"のようなモデルは用意されるのかといったセキュリティに絡んだところでした。

この辺はギークサロンの醍醐味でもある、刺すか刺されるか的な雰囲気(?)での「バグや欠陥の可能性のありそうなところ」の探り合いで、VMのソースコードは公開されるのか、他のアプリからのデータの参照はできそうか、という話題では盛り上がりをみせました。

また終盤では、予測の域を超えない範囲での「カネ」になるところのビジネスの話では一同熱心に語り合いました。

世間の話題を集めるgoogleの携帯電話ビジネスに関する話題なだけに、半谷氏も今回のサロンのためにギリギリまで本社に掛け合い、ビジネス的な話題は一切なしとことでギークサロンでの発表に漕ぎつけたそうです。もちろんそのトークの中では氏個人としての見解とgoogle公式の情報が明確に分けられ、言葉を選びながらのプレゼンでしたが、恒例の裏話!?も聞くことができて笑いが絶えない充実したセッションでした。

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on ギークサロン Posted by jtpa at 20:37 | Comments (0) | TrackBack

2007年12月28日

ギークサロン : 石塚亮氏とFacebookアプリケーション開発について語る

12月14日金曜日、WSGRでギークサロンを開催、今回は石塚亮氏にFacebookアプリケーション開発について講義していただきました。


(録画 by Akiko Matsubara )

当日のプレゼン資料はこちら。

以下は、参加者の岩本達也氏からの開催レポートです。

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今回のFacebook、ニュースなどではよく名前を聞いていてもそもそもSNSを使っていない超初心者からから大学で日常的に使用しているヘビーユーザ、そしてFacebookアプリで企業を目論むつわものまで、参加者の知識レベルはいろいろでした。
最初はSNS業界Primer。昨今の勢力分布、地域別の普及の違いなど。ユーザ数トップのMySpaceを猛追、アクティブユーザ数では事実上追い越している上に、全米の大学生という今後の成長の上ではキーとなるユーザーの85%をがっちり囲い込んでいるというFacebook。そしてとどめはAPI公開によって3rdパーティーアプリの開発を可能にしてSNSの上に新たなアプリケーションプラットフォームを築いたことにありました。

そしてそのFacebookアプリ開発における競争。トップでしのぎをを削るRockyouとSlide。どちらも一番のインストール数を誇るのはFcebook標準アプリであるWallを拡張したもの。ほかにもJTPAでひそかなブームを呼んでいた模様のZombieやクイズなどのゲーム、そしてすでに写真のアップロードではFlickrをしのいでいるというフォト、ミュージッククリップやビデオクリップなどを扱うメディア系。さまざまなアプリケーションが紹介されました。そこにはまさにユーザーにとってのワンストップ・プラットフォームへと変貌しようとしている姿が垣間見えます。

ビジネス的にはとりあえず広告のみ、ということでアプリがアプリから広告を取っているという状況から、圧倒的なユーザ・ペネトレーションをベースにプラットフォーム・アプリともにどういう方向に広がっていくのか、活発な議論が繰り広げられました。そこにどのような新たなビジネス・チャンスが潜んでいるのか、ひそかに(?)企業を目指す参加者からさまざまな意見が飛び出しました。またセキュリティの観点からはどうなっているのか、誕生日を秘密にしておきたい、などユーザ視点から質問、意見なども飛び交いました。
ユーザー獲得による広告収入から10万ユーザーを集めたなら数千万円で買いますよ、といった生々しい発言に会場の目の色が変わることもしばしば。

第2部はFacebookプラットフォームのアーキテクチャ概説。
Facebookアプリケーションの実行メカニズム、アプリケーションサーバ側では何をしないといけないのか。基本的な通信のプロトコルから入って、話題はFacebook API、開発環境の解説へ。虎視眈々と起業を狙う(?)参加者からは仕組みや使用に関して細かい質問が噴出。Rockyouに新アプリを売り込むべく、アイデアを伏せての議論が白熱しました。

第3部が始まったのはそろそろ日付も変わろうというころ。実際に試しにFacebookアプリをその場で作成。プロジェクター上で進められるコーディングにも会場から次々と合いの手が...
そして実演編が終わったのは1時半でした。その後も雑談座談会はさらに続いたのでした。
(by 岩本達也氏)

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2007年10月31日

ギークサロン : 清田純氏とStem Cellについて語る

11月9日金曜日、WSGRで毎月恒例のギークサロンを開催、今回は清田純氏にStem Cellについて講義していただきました。

サロンの途中30分間を撮影たものを、以下のYouTubeのリンクでご覧になることができます。参加できなかった方が会の雰囲気を掴むのに役立てば幸いです。



以下は参加者の林秀明氏による開催レポートです。
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毎回ITの話題で深夜まで熱い議論が交わされてきたギークサロン。
今回は趣向を変えてバイオ系も勉強しよう、ということでStem Cellの研究者である清田さんがホストするStem Cell超入門が開催されました。

おなじみのITギークたちに加えて、バイオ界のJTPAに相当するJBCをとおしてバイオ専門家の参加も多数あり、業界をまたがった活発な議論が繰り広げられる楽しい会となりました。

さて、ギークサロンでは始めのつかみに得意な技術でGoogle Mapをハッキングしてみせることが伝統となりつつあります。清田さんがこれをバイオの力でどのようにクリアするかが一部で興味を持たれていたのですが、その答えはGoogle Earth風Stem Cellブラウジングでした。

清田さんのプレゼンは、 最先端のトピックを扱っているにも関わらず、バイオの知識のないIT関係者がほぼ完璧に理解できて議論に参加できるというちょっとあり得ない素晴らしさで、議論が盛り上がりすぎてしまい1時間の予定のプレゼンが3時間にふくれあがってしまうほどでした。

バイオ研究をATCGの4文字で自然が書いたプログラムをハッキングする行為というアナロジーで捕らえると、ITギークとバイオギークの話はおもしろいようにかみ合って、中には今日話を聞いただけなのに誰も思いつかなかったバイオ研究の新手法を提案しようと頑張るITギークも見られました。(結局、彼の提案は全て既に研究されているということではありましたが。)

テクニカルな議論から離れたところでは、一見特異にみえる清田さんの経歴(コンピューター少年 > 心臓外科医 > Stem Cell研究者)について、清田さんなりの信念と理由があったことがいくつかの興味深いエピソードとともに明かされました。

現在、ES細胞の研究に否定的なブッシュ政権のアメリカの中で、シュワルツェネッガーのカリフォルニアはES細胞の研究に30億ドルの予算をつけるなど大胆な独自路線を取っており、シリコンバレーのバイオ業界は世界中の研究者が続々と集まってくるゴールドラッシュのただなかにあるということです。
シリコンバレーといえばITのメッカ、と思っていた私は、シリコンバレーのもうひとつの側面上で私たちIT関係者とそっくりなマインドで暮らしているバイオギークな人たちに奇妙な親近感を覚えてしまうのでした。


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on ギークサロン Posted by jtpa at 18:20 | Comments (0) | TrackBack

2007年10月17日

ギークサロン : 名村卓氏とActionScript3.0について語る

10月12日金曜日、WSGRで毎月恒例のギークサロンを開催、名村卓氏が「Action Script3.0」というタイトルで講演を行いました。

今回は最初の20分を撮影し、YouTubeにアップしてみました。参加できなかった方が会の雰囲気を掴むのに役立てば幸いです。

以下は参加者の湯浅敬氏による開催レポートです。
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Action Script は、Macromedia社(現在Adobe)が開発したFlash Player上で動作するスクリプト言語です。元々はFlash4のムービー用に開発された言語でしたが、3.0になってグラフィックスの機能が充実してきました。プログラムはすべてクライアントサイドで動き、Java Appletよりも軽く、Flashの普及とともに広く使われるようになりました。

FlashはOSの上にAVM2というバーチャルマシンがあり、その上でSWFという中間コードが実行されます。Action ScriptはこのECMAScriptという標準に準拠したスクリプト型プログラムで、SWFにコンパイルされてAVM2によって実行されます。3.0にバージョンアップされて、オブジェクト指向が厳格化されたり、Int型が導入されるなど、プログラミング言語らしくなりました。さらにFlash Playerのスクリプトエンジンが強化されて、スクリプトの実行が高速化されました。また無料のライブラリも提供されるようになり、特に3Dグラフィックス方面が充実しました。

名村さんの講演では、まずAction Scriptで書かれた3Dグラフィックスのプログラム(名村さん自身のもの、ウェブで公開されているもの)がいくつかデモ表示されました。どれもスクリプトで走っているとは信じられないスピードで動くものでした。次にAction Script 3.0の言語としての特長・欠点が論じられ、欠点についてはそれを回避する方法など、ギークらしいテクニックが紹介されました。

さらにプログラミングの実演、ツールや開発環境の紹介、Adobe Max 2007で紹介された今後の方向なども紹介され、盛り沢山な内容となりました。議論も活発に行われ、終わった時には夜12時になっていたほどでした。

以下は、名村さんが講演の中で引用したAction Scriptを使ったサイト。

3Dグラフィクス

Sandy
http://kiroukou.media-box.net/demos/sandy/mrdoob/index.html
Shader Bump
http://www.unitzeroone.com/papervision/johnDemo/bin/Shader_Bump.html
Environment map
http://www.closier.nl/playground/chromyturtle.html
Directional Phong Shading
http://www.closier.nl/playground/directionalphongfinal.html
FPS
http://animasinteractive.com/propaganda/lab/Paradox/
http://animasinteractive.com/propaganda/lab/ParadoxKitchen/
Sky
http://electricoyster.com/esp3d/
Particle
http://asluv.com/2007/09/18/sandlight-as3-experiment/
Balls
http://www.adobe.com/jp/events/cs3_web_edition_tour/page6.html

バイナリの活用

JPEG Encoder
http://www.kaourantin.net/2005/10/more-fun-with-image-formats-in-as3.html
PNG Encoder
http://www.kaourantin.net/2005/10/png-encoder-in-as3.html
AS3 Crypto Gallery
http://crypto.hurlant.com/
ソケット通信

AIRTalkr
http://airtalkr.com/im/k1max
typing battle
http://k1max-typing.ameba.jp/
画像処理

ナンシーこせき風
http://space.geocities.jp/flashr0d/nancy.html
物理エンジン

APE
http://www.cove.org/ape/demo1.htm
http://www.cove.org/ape/demo2.htm
Motor Phsyics
http://lab.polygonal.de/2007/07/16/updates-2/
Magic Carpet
http://manuel.bit-fire.com/2007/08/10/the-magic-carpet/
サウンド機能

MOD Player
http://8bitboy.popforge.de/
Audio Visualization
http://mrdoob.com/lab/pv3d/vis/effect04/
Audio Visualization 2
http://theflashblog.com/?p=197
mario
http://homepage3.nifty.com/sketch/flash/flmml050.swf

---- 以下はイベントの告知文です ---------------------------

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on ギークサロン Posted by jtpa at 21:15 | Comments (0) | TrackBack

2007年09月05日

ギークサロン : 松田白朗氏とゲーム機技術について語る

ギークサロン「松田白朗氏とゲーム機技術について語る」を、9月14日に開催致しました。以下は、参加者の斉藤圭さんからの開催レポートです。

当日のプレゼン資料はこちら。
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はじめに、ゲーム業界とはどんなところか? ということについてのお話がありました。ゲーム業界は、義理、徒弟、上納金など、まさに日本の伝統文化が息づく世界とのこと。普段は接点の無い業界のお話はとても興味深く、思わず聞き入ってしまいました。続いて、現在の主力家庭用ゲーム機 (PlayStation3、Xbox360、Wii) のアーキテクチャ解説があり、それぞれのよいところ、悪いところを紹介。それからトピックはゲームソフトの開発に移り、どのような人たちが集まって、どのような過程を経てゲームソフトができあがるか、ということについてお話がありました。

最後に、松田さんの現在のお仕事の中心であるゲームソフトの最適化についての説明があり、その後、最適化の実演がありました。実演では、前回のギークサロンで林さんが紹介されたOpenCVというソフトウェアを、松田さんがXBox360に移植し、XBox360用にチューニングを施すことで10倍のパフォーマンスを実現する、という過程を、実際にコードを目の前でコンパイルし、XBox360上で実行するという形で見せていただきました。コンパイラの息吹に耳を傾け、メモリやCPUを自在に操るその職人ぶりは、まさに圧巻でした。

滑らかな松田さんの語り口、充実したプレゼンテーション内容、参加者として来られていたゲーム業界の方々からの的確な補足やツッコミ、参加者からの活発な質問、延々4時間以上に渡った今回のギークサロンでしたが、長いと感じることもなく、むしろ楽しくてあっという間のできごとでした。松田さん、お疲れ様でした& ありがとうございました。

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その他の参加者からのフィードバックは、以下のJTPAフォーラムをご覧ください。尚、このチャットサイトはRSSフィードを配信しているので、フィードを登録しておくと更新が通知されます。瞬時に会話に参加したい場合は、Lingrレーダーをご利用ください。


---- 以下はイベントの告知文です ---------------------------

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on ギークサロン Posted by jtpa at 23:11 | Comments (0) | TrackBack

2007年08月02日

ギークサロン : 林秀明氏とOpenCVについて語る

8月10日のギークサロンは「オープンソース画像処理ライブラリOpenCVであそぼう」でした。ホストは林秀明さん、OpenCVの持てる機能の数々、アルゴリズムを解りやすく解説してくださいました。
会場に集まったのは20人弱、簡単な自己紹介の後、iMacモーションセンサによるGoogleMapの操作デモから始まりました。一見、OpenCVとは関わりがなさそうで実は無いツカミに、Geekさ加減が伺われます。

OpenCVの画像処理フィルタアルゴリズム、矩形認識アルゴリズム等々の解説を交えながら、林さん考案の新プレゼンテーション手法・林メソッド(CCDによる高速画像デジタル化を応用)、Lingr用のオセロ対戦BOTの実演にまで話が及びました。OpenCVの応用として発展が期待される分野としては顔面認識、指認識等の人間とのインタラクション技術。これらについても、林さんの手認識の実験アルゴリズムを元に話が弾みます。
3時間ほどのサロンでは参加者を交えて活発な議論が交わされ、画像処理についての理解が一層深まった有意義且つ楽しいひとときでありました。
(Report by Hakuro Mazuda)

当日のプレゼン資料はこちら


---- 以下はイベントの告知文です ---------------------------

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2007年07月11日

ギークサロン : Second Life内ツアー

ついにJTPAが7月13日金曜日にSecond Lifeデビュー。以下は、「1年分笑いました。腹筋痛い。」、との渡辺氏から開催レポートです。

開催レポート by Chika Watanabe


---- 以下はイベントの告知文です ---------------------------

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on ギークサロン Posted by jtpa at 18:51 | Comments (0) | TrackBack

2007年06月18日

ギークサロン : 富豪的プログラマー増井俊之氏とUIについて語る

「泥酔していたら、券売機で電車の切符を買うのは難しくてもSUICAをかざして改札を通るくらいはでるでしょう?」

泥酔状態でも使えるインターフェースが目標です(ご自分が泥酔状態でもお使いになりたいからだか)、とおっしゃる増井さんをお招きして、増井さんの数十年に渡る「富豪的プログラミング」の成果の数々をデモして頂きました。

- 10年前から(!)、グーグルマップもどきの機能が使えたという地図
- フィルタリングとズーミングを大活用したズーミング検索システム
- 当地のエンジニアに大好評の予測インターフェースPOBox ("Predictive Operation Based On eXample")
- 「本棚演算」を行うことで自分の嗜好にぴったりな本を探すことができる「本棚.org」
などなどのデモが爆笑トークとともに次々に繰り出され、会場は感嘆と笑いの渦。

中でも、ご本人監督・主演のデモビデオ「置くだけ主義」、(CDをインターフェース装置に置くだけで音楽がかかるという、まさに「泥酔状態でもつかえるインターフェース!!」)10年近くもこつこつと撮りためた写真にGPS情報などなどのタグをつけ続ける「写真整理術」などなどには、「ぜひとも公開してくだい!」の声があちこちから挙がりました。

開発の原動力は「自慢力アップ!!」だとおっしゃる増井さん、とても楽しそうにご自身の作品の数々をデモされていたのが印象的でした。

現在は「エンジニアなら一度は憧れる」(ご本人談)シリコンバレーで、いま世界で最もホットな某ガジェットのプロジェクトをご担当されている増井さん、お休みの日はウィンドサーフィンをなさるスポーツマンでもあります。

以下はサロンの告知文です。
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on ギークサロン Posted by jtpa at 10:54 | Comments (0) | TrackBack

2007年04月29日

ギークサロン : JTPAギークサロン「Inside VOX – Perl Hacker 宮川達彦氏と語る」

Perl Hackerとして世界にその名を知られ、現在はSix Apart社で話題のブログサービス「VOX」のコア・メンバーとして活躍している宮川達彦さんによるギークサロンを、5月4日金曜日にサンフランシスコのSix Apart本社で開催しました。

グーグルマップが表示されているラップトップPCを持ち上げて傾けると、傾けた方向にマップがスクロールする!という驚愕の「つかみ」でスタートしたサロン。Six Apart社による4つのブログサービスの紹介に続き、Web2.0と呼ぶにふさわしいVOXの先進的なインターフェースとマッシュアップのデモ。更には使用言語の内訳、データストレージのトリックとバックエンドのアーキテクチャ、チューニングのための細かな工夫などの技術情報から、リリースサイクルやチームの構成などの開発プロセスに至るまで、予想通りの情報密度の高いサロンとなりました。

ホストの知名度のせいか、あっと言う間に定員が埋まってしまった今回のギークサロン。初のサンフランシスコ市内での開催ということもあり、会社の雰囲気の違いについてのソフトな話も飛び出し、MUSEオフィスでのサロンとは一味違った和やかな雰囲気となりました。今後も、時々はサウスベイ以外で開催すると、また雰囲気が変わって面白いかもしれません。 :-)

以下はサロンの告知文です。
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on ギークサロン Posted by jtpa at 23:39 | Comments (0) | TrackBack

2007年04月01日

ギークサロン : JTPAギークサロン::「デジタル著作権管理について小野達也氏と語る」

ご自身でコンテンツ配信のウェブサービスを立ち上げられ、DRMのみならず日本のコンテンツビジネス全般にたいへんご造詣の深い小野さんをお招きして、ベイエリアのギークの皆さんにとてもご好評を頂いているギークサロンを開催しました。

小野さんの「楽園時代」のお話から始まり、(新入社員時代、同期100人中男性は3人しかいらっしゃらなかったとか!)その後一転してギーク街道を邁進されている小野さんの身の上話には参加者一同感じ入るものがあったご様子。

中盤はJASRAC他コンテンツホルダとの交渉、クレジットカード会社との戦い、DRM技術の仕様の話などを交え、その場でライセンスキーの発行のしくみを実演までして頂くという豪華プレゼンでした。さらに開始後3時間経っていたにもかかわらず、クラッキングの話には一同色めきたち、隅から隅までDRMや著作権を堪能しつくした一夜となりました。

ご参加頂いた15名ほどのギークの皆さんの反応の良さには、ホストの小野さんも驚かれていたご様子。「なんでみんな、なんでも知ってるんだ?!」「予習でもしてるのか?」とは参加者の弁。こんな「濃い」時間を未だご体験されたことのない皆様、次回のギークサロンはぜひご参加ください!


以下はイベントの告知文です。
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2007年03月13日

ギークサロン : JTPAオンラインサロン (Beta版)

梅田さんは聖徳太子だった!?約150名の方に参加いただき、1対150人チャットが実現。Lingrも問題なく動作し、新規企画として大成功だったと思います。

サロンのアーカイブはこちらでご覧になれます:
http://www.lingr.com/room/jtpa-umeda/archives/2007/03/16

開催レポートはこちら:
http://junseita.com/mt/archives/2007/03/innovation_jtpa.html
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20070316/p1

尚、Lingrの梅田氏の部屋は皆様がディスカッションを自由に続けられるよう開放しておきます。梅田氏もちょくちょく覗いてくださるそうですのでご期待を。
http://www.lingr.com/room/jtpa-umeda

LingrにはJTPAのパブリックフォーラムの部屋も作りましたので、そちらもよろしく。
http://www.lingr.com/room/jtpa

以下はイヴェントの告知文です。
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on ギークサロン Posted by jtpa at 14:21 | Comments (0) | TrackBack

2007年02月02日

ギークサロン : JTPAオンラインサロン 「梅田望夫氏とLingrで語る」

大変申し訳ありません、Lingrの技術的問題により会は途中で打ち切りとなりました。貴重なお時間を割いてウェブ上の会場に集まってくださったにもかかわらずご期待に添うことができず恐縮です。インフォテリアUSA江島氏のリベンジにご期待ください。

開催レポート(それでも):
http://junseita.com/mt/archives/2007/02/push_the_envelo.html
http://blog.japan.cnet.com/kenn/archives/003556.html

以下はサロンの告知です。
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JTPAオンラインサロン
「梅田望夫氏とLingrで語る」

2月2日金曜日7:00pm-8:30pm (米国西海岸時間)
2月3日土曜日12:00pm-1:30pm (日本時間)
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上記日時に、ブラウザだけでチャットができるLingr(http://www.lingr.com/)で梅田望夫氏をホストにJTPAオンラインサロンを開催します。

参加ご希望の方は、上記時刻に梅田氏のオンライン部屋
http://www.lingr.com/room/jtpa-umeda
にログインしてください。会の進行は当日の状況次第でフリーフォマットで行います。

梅田氏のオンライン部屋は、15分ほど前にパスワードを解除して開場し、時間きっかりに梅田氏が登場します。シリコンバレーのみならず、日本を含める世界各地からのご参加をお待ちしております。

on ギークサロン Posted by jtpa at 13:28 | Comments (0) | TrackBack

2007年01月31日

ギークサロン : スーパーギークサロン「Ruby開発者のまつもとゆきひろ氏と語る」

Ruby開発者まつもとひろゆき氏をお招きしてギークサロンを開催しました。今回は「スーパー」ギークサロンと称してイベントを告知、記録的な勢いで参加定員に達してあっという間に申し込みが締めきれられてしまうというイベント前から濃い雰囲気・熱気が漂っておりました。会はまつもと氏がRuby開発にまつわるエピソード, よもやま話、オープンソース開発との関わり等を紹介していただくと同時に、(濃い)参加者らの質問にお答えいただきながら、ざっくばらんに語り合っていただきました。また、まつもと氏から会場の参加者に対してアメリカ・シリコンバレーで働くこと/生活すること、日本との違いなどについて逆に質問をされました。最先端の技術から、生活のよもやま話まで幅広い内容をカバーした濃密な3時間でした。



以下はサロンの告知です。
*******定員に達しましたので受付を締め切りました*******


<先着15名>
世界中で100万人のユーザーに愛されているオープンソースのオブジェクト指向プログラミング言語「Ruby」。1995年に日本で生まれ、近年ではRubyをベースとしたフレームワーク「Ruby on Rails」の爆発的なブレイクでその地位を揺るぎないものとした、日本発グローバルスタンダードとして国士無双のソフトウェアです。そのRubyの生みの親・まつもとゆきひろさんをお迎えしてのスーパー・ギークサロンを開催します。

職業Rubyプログラマでも週末RubyプログラマでもRuby開発者ワナビーでもどんな人でも、まつもとさんと直接対話できるまたとない大チャンス到来です!

日時:2月6日火曜日 夜6時30分

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2007年01月17日

ギークサロン : ギークサロン:「次世代テレビの開発者、廣島直己氏と語る」

*******定員に達しましたので受付を締め切りました*******

<末尾の「ミニギーク情報(おまけ)」もよろしく>
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サロンの内容紹介 by 廣島直己氏:

「半ば強制的に身近な存在となりつつあるデジタルテレビという家電製品。プログラマにとって、その開発とはいかなるものなのか。コアとなる規格や実装から業界裏話まで、ざっくばらんに話したいと思っています。
アナログテレビと違い、デジタルテレビの中身はソフトウェアがメインなので、プログラマの人にはとくに興味深い話ができればいいと思っていますが、深追いしすぎないように気をつけます。
レベルが高い人にも十分わかるような話にするつもりなので、ギークサロン未体験の人たちも気軽に参加してくれると嬉しいですね。」 

廣島直己(ひろしまなおき):
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4ビットマイコンから汎用機まで、組み込みからeコマースまで、幅広い経験を持つプログラマ。
1997年、ドットコムで大金持ちになるために渡米し、ニューヨーク郊外にて友人と起業するも、その他大勢の無名の敗者たちに仲間入り。
2001年、シリコンバレーに居を移し、デジタルテレビの開発に参加、IPO を果たす。一勝一敗 ;-)

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2006年10月18日

ギークサロン : JTPAサロン::ギーク編 「医療用ソフト開発者、高野直樹氏と語る」

>>>>>>>定員に達しましたので受付を締め切りました<<<<<

今回のギークサロンは、Ziosoft, Inc.で医療画像処理のソフトウェアエンジニアを務める高野直樹氏がホストします。

「クリティカルなバグは患者の生死に関わるので許されない」、と高野氏。データの処理中に危篤患者が死亡してしまうことがないよう、巨大なデータ(GBオーダー)をいかに高速に処理するかが氏の課題です。CT/MRIで患者一人あたり数千枚撮影されるデータの分析を自動化するため、3DCGの作成、CAD(Computer Aided Diagnosis)、Segmentation(骨や血管組織のより分け)、測定定量化等のプロセスを自動化し、医師の診断を手助けするソフトウェアの開発に日々取り組んでいます。

医療画像のデジタル化が渇望されている今、巨大データを取り扱うときの技(高速化、データマネージメント)といったギークネタから、薬事法ウラ話まで、異分野の人も楽しめるようなサロンにしたいと思います。職場では、CT/MRIで撮られた生身の人間の断層画像を眺めて過ごすことがほとんどですが、実は「にせヨン様」のニックネームが付くほどイケメンな高野氏と語り合うチャンスです!


高野直樹(たかのなおき):
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東京大学工学部時代からバイトでPCを作成、在庫管理のプログラムをPHPで書く。
IBMで電子決済のバックエンドのプログラムを書き、某証券会社ではマシンのお守りをする傍らスクリーニングのプログラムをPerlで作成。
2001年からザイオソフトで医療画像のプログラムを手掛ける。
専門はボリュームデータを3DCやSegmentationで処理するための実装全般。
アセンブラでのデータ処理の高速化、COM、SOAP、ASP、C#、MFC等、結構何でも屋。
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on ギークサロン Posted by jtpa at 18:56 | Comments (0) | TrackBack

2006年09月11日

ギークサロン : JTPAサロン::ギーク編 「VoIPエンジン開発者、奥井一穂氏と語る」

「これからも毎回参加しますからね!」と嬉しいコメントをくださる常連の方も現れるほど人気のギークサロン、今回も奥井一穂氏をホストに朝の2時頃までギークトークに花が咲きました。応募および参加してくださった皆様、本当にありがとうございました。

以下、参加者の須藤義人氏から感想をいただきました。
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9月22日金曜日、Los AltoのMUSE Associates内でJTPAサロン:ギーク編が開催されました。今回の講師はAbiosso NetworksでChief Software Architectを務める奥井一穂氏。
リソースの非常に限られたEmbedded Systemでの開発手法・考え方を今流行のWeb 2.0と対比しながらの発表でした。Web 2.0では開発者を楽にすることを考えたり(ライブラリの作成・利用など)、コンピュータに頑張らせる(サーバーを並べるなど)が、Embeddedではコンピューターの処理能力には限界があり、開発者が頑張りうまく目的を達成していくことをわかりやすくまとめられていました。参加者の多くがZ80時代にアセンブラプログラミングや、通信システムの経験者ということもあり、議論は大いに盛り上がりを見せました。
また、最後はシリコンバレーでの生活についての話題となり、とくに英語の習得については参加者それぞれの独特の手法が紹介されるなど、開発に限らず、内容に富んだ会となりました。
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2006年07月31日

ギークサロン : JTPAでサロン文化の復活か!?シリーズ:ギーク編

以下、工藤拓氏によるサロン開催の感想を参加者の平野耕一さんから一言いただきました。
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開発者の工藤拓氏を囲んで、大いに盛り上がりました。工藤氏の「一見複雑な問題を煎じ詰め、徹底してシンプルで汎用的な機構で解いてしまおう」という取り組みが迫力もって語られました。参加者の口からは、「ここに日本の頭脳あり」「(ソフトウェアの力に関する)世界観が変わった」などが聞かれ、工藤氏のプレゼンテーション終了後も、夜中まで歓談が続き、工藤氏に難解なアルゴリズムの詳説を求めている姿もみられました。

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当日のプレゼン資料はこちら


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2006年07月23日

ギークサロン : JTPAでサロン文化の復活か!?シリーズ:スーツ編

8月11日金曜日に、ベンチャーキャピタリストの大澤弘治氏をホストにJTPAサロンを開催しました。既に起業や会社経営の経験のある方から、将来起業を目指す学生の方を含め、合計5名の一般参加者にお集まりいただきました。VC関連の基本用語の解説、臨場感の溢れるVC裏話等、現役のベンチャーキャピタリストと少人数で密度の濃い話し合いをする貴重な機会となりました。

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2006年06月22日

ギークサロン : JTPAでサロン文化の復活か!?シリーズ:ギーク編

ギークサロンと称し、7月7日に江島健太郎氏によるJavaScriptの勉強会を開催しました。FireFoxを使ってコードを実行しながらのプレゼン、濃いギークトークで大いに盛り上がりました。会の最後に全員に配られた、江島氏著「ASTERIA実践ガイド」は思いがけない嬉しいプレゼントとなりました。

当日のプレゼン資料はこちら



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2006年02月06日

ギークサロン : 「JTPAでサロン文化の復活か?!」シリーズ第三弾

JTPAでは「サロン」と称し2月28日に「木田泰夫氏によるMacBook Proのデモ」を行いました。
少人数でしかできないディスカッションを目的としたサロン企画ですが、大いに盛り上がったようです。

開催報告はこちら

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2005年08月09日

ギークサロン : JTPAでサロン文化の復活か!?

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JTPAでは「サロン」と称し9月2日に「梅田望夫氏と語る会」を開催しました。
少人数でしかできないディスカッションを目的としたサロン企画ですが、大いに盛り上がったようです。

梅田氏自身による開催報告はこち