去る3月3日、JTPAの分科会として第5回技術交流会が開催されましたので、
その報告をします。当日は、ドコモラボUSAの会議室をお借りして、
初参加の方1名を含め13名の参加者がありました。
今回は今までの話し合いの発表会で、通信グループ、入出力グループ、
モザンさんの順で発表していただきました。内容は、Webに載せるには
まだ内密(?)ですので、各発表のキーワードだけ記しておきます。


各グループ発表
通信グループ:
 Lab Assistance
 Dynaview
 Mybrain
入出力グループ:
 指来たす
 指GUI
モザンさん・小山さん
 Network Data Assistance (NDA)
他に話し合いの中で、めがね型ディスプレイとThin Client・データ同期
の話題となりました。
今回の発表では、まだまだアイデアは少ないと感じましたが、
参加者の方々は、もっともっと発想できると思っています。
前回、私の提案のお願いの仕方がまだまだ曖昧であったと気づきました。
「自由な発想でお願いします」とお願いしてもただのお題目ですね。 
そこで、次回はアプリケーション発想の具体的プロセスを皆さんで確認しようと
思っています。みんなで一緒に考える上では、言葉を合わせることと、
あるレベルのプロセスが必要なのを強く感じました。
以下、現在のコンセプトフェーズに対する発想法プロセスのたたき台です。
次回には、具体的な幾つかの例を交えて、このプロセスの説明をしたいと
考えています。
始めに、言葉の定義として、
1)最終アプリ(目的、やりたいこと)
2)制約条件(技術の壁、人、金、開発期間、現インフラ)
3)インプリ方法 (作りたいハードやソフト、使用するサービスやインフラ)
という3段階にわけます。この中で、最終アプリをまずとことん追求します。
その理由は、
*インプリの方法で、新しいアイデアを実現するのはお金がかかる(はず)。
*最終アプリを考えることによって、インプリ方法の大枠を決定したい。
*制約条件を見つけたい。
  (新しい技術の元になったり、最終アプリへのフィードバックがかかる事が
   期待される)
最終アプリを追求する具体的な方法は、
a)自分の不満、やりたいことを探す。
  (あるいは他の人の不満でもよい。)
  特定なアプリケーションでかまいません。
b)アプリケーションの深堀り、工程分析をする。
  (最初から最後まで全作業を具体的に考える。それに加えて、
   大まかな制約条件、大まかなインプリまで考える。)
c)目的を再確認して、実現のために別な方法がないか探す。
d)その特定のアプリケーションから、Generalな言葉に昇華してみる。
e)昇華された言葉(キーワード)から別な特定アプリケーションを想像してみる。
f) b),c)を繰り返す。
g)ある程度の数をこなしたら、各アプリの統合や組み合わせを考える。
このプロセスの中で、重要なキーワードは“深堀り”と“昇華”であると感じています。
これが確実にできれば、他は自然に流れるのではと思います。
まさに、木も見て森も見て、ですね。木を見るときは徹底的に木をみる。
木を見た後は、やっぱり森を確認する。木から得た情報を基に、
この森は何の森なのかを考える、といったところでしょうか。
最終的には、アプリケーション案を100個程度は出したいと思っています。
100個の案がでれば、3つくらいはキラーアプリがでるのではないかと
期待しながら。。。
松宮
追伸;
今後の進め方に関して、分科会準備委員会を 3月18日(木曜日)
に開催したいと思っています。
 日時: 3月18日 午後7時から
場所:  Coffee Factory
     3787 Stevens Creek Blvd, Santa Clara
     408-296-7600 
     StevensCreekとSaratogaAveの角のマクドナルドの裏手です。
     280を Saratoga Ave. North方面で降りて、2ブロックです。
     迷われたら私、松宮の携帯までご連絡ください。408-582-4878