JTPAでは、日本の若い技術志向の皆さんを対象として、第2回Silicon Valleyツアーを9月に開催しました。


<以下は募集時の要項です。>
ツアーの目的は、“シリコンバレーの日本人インサイダー”との交流を通して、「どんな働き方があるのか」「どんな風に働いているのか」といった具体的な姿に触れ、今後のキャリアパスを考える参考としていただくことです。
前回3月の第一回ツアーでは、20名の若い皆さんが集い、セミナー・ツアーを通して自らのキャリアパス構築について深く考え、またこれから考えていくきっかけを得て、日本に帰っていきました。第1回ツアー報告ページへ
第2回SVツアーでは、再び「キャリアパス」にフォーカスし、シリコンバレーで生き抜く日本人ならではの視点に立ったセミナーを行うとともに、Stanford Universityなどシリコンバレーの技術の源流を訪ねるツアーを設定しています。
0.募集対象
18~30歳程度の技術を志向する皆さんです。
応募方法はこのページの一番下にあります。
1.ツアーの内容
JTPAメンバーによるセミナー
スタンフォード大学訪問
シリコンバレーの企業訪問
JTPAレセプション
2.ツアーの日程
出発日9月9日(Thu)
宿泊:Hilton Garden Inn Mountain View
日本時間9/9 (Thu)
夕方:成田発
以下現地時間
9/9 (Thu)
午前:サンフランシスコ着
午後:スタンフォード大見学(昼食は各自キャンパス内で)
夕方:開会・セミナー1
夕食:パネルディスカッション1
9/10 (Fri)
午前:企業訪問1
午後:企業訪問2
午後:セミナー2
夕食:セミナー3
夕食後:パネルディスカッション2
9/11 (Sat)
午前:セミナー4
午前:セミナー5
午後:セミナー6
午後:セミナー7
午後:総括・フィードバック
夕食:JTPAレセプション
9/12 (Sun)
午前:サンフランシスコ発
日本時間9/13 (Mon)
午後:成田着
3.募集人数
最大20名です。インタラクティブなツアー・セミナーを目指します。
4.費用
155,000円(費用に含まれるもの:往復航空運賃、宿泊料金、朝・昼・夕食代、移動の貸切バス料金、税金、チップ)。
航空券を自分で手配し、現地合流する場合の費用は72,000円(費用に含まれるもの:宿泊料金、朝・昼・夕食代、移動の貸切バス料金、税金、チップ)。
なお、費用は為替レートにより前後する可能性があります。
5.ツアーの詳細
a. セミナーの講演者と内容
セミナー講演者と内容セミナーは、JTPAのコアメンバーがそれぞれの経験をもとに講演する形式を取ります。質疑応答の時間を多めに設け、講演者と参加者の間で活発な議論が行われることを期待しております。 なお、以下のセミナー講演者・内容はあくまでも予定として第一回目に実際に行われたものを転記していますので、都合により講演者・内容に一部変更がある可能性もあります。予めご了承ください。
梅田望夫・渡辺千賀・村山尚武
「年取ってから後悔しない人生デザインの戦略発想」

これまで日米で企業の戦略立案、事業開発・投資事業に関わってきた各氏によるワークショップという形式で、人生を戦略的にデザインするということ、そのために必要な要素について議論してもらいます。確固たる価値観をもった3氏のワークショップは、個々人のキャリアプランとは?という疑問の解決の道しるべを示してくれるはずです。日本のメディアでも注目される梅田望夫氏と、直にコミュニケートできるチャンスです。
パネリストの紹介
梅田望夫
渡辺千賀
村山尚武
金島秀人, Ph.D.
「シリコンバレーのバイオ業界とキャリアパスの構築-研究者としての経験」

名古屋大学医学部、スタンフォード大学医学部での研究を経て、シリコンバレーでのベンチャー企業の創設に関わった金島氏に、研究者としての経験をもとに、キャリアパスの構築、また金島氏のキャリアパスの中心をなすシリコンバレーのバイオ業界についてお話いただきます。研究者として類まれな経歴・成功体験を有する金島氏の講演は必聴に値します。
スピーカーの紹介
赤間勉, Ph.D.
「シリコンバレーで生き抜く」

2001年8月、それまで日本の企業で研究を続けていた赤間氏は、米国に永住する決意を持って、シリコンバレーのバイオベンチャーに参画しました。その後レイオフ・転職を経験し、現在はバイオベンチャーAnacor Pharmaceutical社でMedical Chemistryの研究者として活躍しています。セミナーでは、研究の第一線で活躍する赤間氏に、バイオ業界を例として、日本人がシリコンバレーで職を得る可能性、そして、プロとしてシリコンバレーで生き抜くために、どのようなことを考えているか語ってもらいます。またPh.D.である赤間氏の経験は、大学院在学中またはこれから大学院を目指す学生の皆さんにとっても、有益な情報になるはずです。
スピーカーの紹介
Kamran Elahian
「世界人」

Kamran Elahian氏は、1999年にシリコンバレーにてベンチャーキャピタルのGlobal Catalyst Partnersを、同じくセミナー講師の大澤弘治氏と共同で設立し、米国やイスラエルのシードステージのIT関連ベンチャーに積極的な投資を行っています。ベンチャーキャピタリストとしての活躍のみならず、philanthropistとしての慈善活動にも熱心に取り組むKamlan氏による、自らの移民体験ももとにした「世界人」というテーマの講演です。
スピーカーの紹介
大澤弘治
「ベンチャーキャピタル業界の裏話」

大澤氏は、1999年にシリコンバレーにてベンチャーキャピタルのGlobal Catalyst Partnersを、米国の著名なアントレプレナーであるKamran Elahian氏と共同で設立し、米国やイスラエルのシードステージのIT関連ベンチャーに積極的な投資を行っています。ここでは、日ごろ知ることが難しいベンチャーキャピタル業界の内情を通して、シリコンバレーの今と将来について語ってもらいます。
スピーカーの紹介
立野智之
「キャリアコンサルティングの現場から」

立野氏は、日米Cross Border のHuman Capital ビジネス IMCA AMERICA, Inc.の責任者として「ハイテック企業」、「ベンチャー」と「人財」の新しい在り方を構築しています。セミナーでは、キャリアコンサルティングの立場から見た、「いつの時代も変わらない旬の人材とは?」ということについて考えます。アスリートでもある立野氏の気迫に押されないように気をつけてください。
スピーカーの紹介
原邦雄
「同じ視線で描く国際的キャリアプランの構築法」

原氏は、これまでに日米の企業で、国際的なIT関連プロジェクトに豊富な経験を持ち、現在は、日米アジア環太平洋地区において、IT企業の戦略的な技術・ビジネス提携、国際ビジネス開発を請け負うコンサルティング会社であるGlobal Alliance Partners社のCEOです。そんな原氏に、国にとらわれないキャリアプランの構築について、自らの経験をもとに、皆さんの視線から語ってもらいます。
スピーカーの紹介
佐藤真治
「独立して働く-バイオインフォマティクス」

佐藤氏は現在、バイオインフォマティクスのコンサルタントとして、カリフォルニアを中心に活躍しています。これまで、日本の企業、アップルコンピュータ、スタートアップ、独立コンサルタントというさまざまなworking environmentでの経験をもつ佐藤氏が、キャリアプランとは、独立して働くとは?ということについて議論します。
スピーカーの紹介
上記講演形式のセミナーに加え、一日目・二日目夜には夕食をかねてシリコンバレーで活躍する若手プロフェッショナルを数名お招きしてインタラクティブなパネルディスカッションを行い、その後ホテルでのインフォーマルな懇親会を行う予定です。
b. Stanford University訪問
シリコンバレーの学術研究の中核Stanford Universityを訪問します。キャンパス内の自由行動となりますが、JTPAのボランティアによるガイドも検討しております。
http://www.stanford.edu/
c. 企業訪問
Silicon Valleyの通信デバイスメーカのCentillium Communicationから、JTPA SV tourの訪問を快諾いただいています。Centillium Communication(Fremont, CA)は、DSL、VoIP、EPON(Ethernet Passive Optical Network)などの高速通信ネットワークに用いられる半導体デバイスの分野でユニークな技術を有し、世界的に事業展開中の企業です。特にDSL用ICでは、日本でのADSLサービス開始以来、日本市場でのトップシェアの地位を守り続けています。当日は、CEO and co-founderのFaraj Aaraei氏自ら、Centillium社の事業について説明いただけるだけでなく、シリコンバレーでの経験をお話しいただきます。
なお、現在Apple Computer(第一回SVツアーで訪問)とも交渉を進めています。
 
 
 
4.応募方法
**申し込み締め切り 日本時間7月22日(木曜日)11:59 pm**
以下の情報を応募時のメールに記載し、sv-tour@jtpa.orgに送ってください。メールのsubjectは“ツアー申し込み”としてください。
1) 名前
2) 年齢
3) 所属
4) 現住地(市町村名まで)
5) どこでこのツアーを知ったか
6) 航空券の手配方法:JTPAに依頼(9/9発9/13着のみ、航空会社はJTPAで選択)or 自分で手配(現地合流)
7) ショートエッセイ(詳細は以下を参考)
ショートエッセイについて
募集人員を大幅に上回る応募が予想されますので、ショートエッセイによる書類選考を行います。以下の4点を盛り込んで、1,000文字以内(句読点スペース込み)でまとめてください(以下にあげた順番で書く必要も、それぞれ一問一答的に回答する必要もありませんが、全てをカバーするようにしてください)。
*なぜ応募しようと思ったのか
*自分のセールスポイント(経歴、キャラクター、スキル、等)
*ツアーに参加できた場合、出発前、ツアー中、そしてツアー後に、他の19人に対してどんなことを貢献したいか
*ツアーでどんなことを学び、それは自分の人生にどう役立てることができると期待しているか
申し込み時の注意-以下の条件を満たさない場合、選考の対象となりません。
1)文字数は1000文字以内(句読点スペース込み)を厳守してください。
2)添付ファイル禁止。エッセイはメール本文で送信してください。
3)メールのsubjectは“ツアー申し込み”としてください。
メール送付先:sv-tour@jtpa.org
JTPA SV tour担当:中村孝一郎(コラム